「陰謀」の意味と使い方や例文！「陰謀論」とは？（類義語）

陰謀の読み方・意味とは？（類義語）

【二字熟語】
陰謀

【読み方】
いんぼう

【意味】
①ひそかにたくらむ悪事。また、そのたくらみ。
②法律で、二人以上の者が一定の犯行行為について計画・相談すること。

「陰謀」という言葉は、ひそかに悪事を企てること、またはその企て自体を指すんだよ。

法律的な意味では、二人以上の人が特定の犯罪行為を計画や相談することを指すんだ。

ああ、そやな。「陰謀」っていうのは、コソコソと悪いことをたくらむことやな。それと法律的には、二人以上の人が特定の悪いことをする計画を立てて相談することを言うんやな。

つまり、悪いことを考えて、それを実行するために計画することを「陰謀」っていうんやな。

【語源・由来】
「陰」は「人目につかない。人知れず。ひそか。ひそかに。」
「謀」は「悪事をたくらむ。はかりごと。たくらみ。」

【類義語】
策略、計略、作戦、謀略、はかりごと、企み

陰謀（いんぼう）の解説

カンタン！解説

「陰謀」っていう言葉は、一つはひっそりと何か悪いことを考えたり計画したりすることを指すんだよ。「陰謀を企てる」って言ったら、それは「何か悪いことをひそかに計画する」っていう意味になるね。また、「陰謀に加担する」っていう表現は、「他の人が計画している悪いことに一緒に参加する」っていうことだよ。

もう一つの意味としては、法律の用語としての「陰謀」があるんだ。これは、二人以上の人が特定の犯罪行為について計画したり、相談したりすることを指すよ。これは、実際にその犯罪を実行しなくても、ただ計画や相談しただけでも犯罪になることがあるんだよ。

だから、「陰謀」っていう言葉は、普通の話し言葉としては悪事をひそかに計画すること、または法律の用語としては特定の犯罪行為について計画や相談することを意味しているんだね。

陰謀（いんぼう）の使い方

今、地球上で感染症が蔓延しているのは宇宙人のせいなんだって。

健太くんは、陰謀説を信じているの？

宇宙人のせいだって思ったら、全ての辻褄が合うんだもん。

矛盾だらけよ。陰謀説を鵜呑みにしては危険よ。

陰謀（いんぼう）の例文

1. ともこちゃんは、その陰謀に直接関わっていたようだ。
2. 健太くんの陰謀を暴き、悪事を阻止しました。
3. ともこちゃんの陰謀は失敗に終わった。
4. 幕府に対して陰謀を企てている輩がいるようだ。
5. 彼は、専務の陰謀に巻き込まれ退職することになりました。

陰謀の文学作品などの用例

1. ･･･また余りに多く渠らの陰謀史や虐殺史を知り過ぎていた。　二葉亭の頭･･･ 内田魯庵「二葉亭追録」

2. ･･･佐竹の陰謀なんて糞くらえだ！」ふいと声を落して、「君、起きろよ。･･･ 太宰治「ダス・ゲマイネ」

3. ･･･るために、計画された陰謀であった。また反ナチ派の勢力の下にあった･･･ 宮本百合子「明日の知性」

「陰謀論」とは？

「陰謀」を用いた表現の一つに「陰謀論」があります。

「陰謀論」とは、社会の構造上の問題を背後に潜む個人ないしは集団のひそかな企みのせいにすることをいいます。

「陰謀論」というのは、社会全体の問題や混乱を、特定の個人や集団が秘密裏に画策したことの結果と考える考え方を指すんだよ。

なるほどな。「陰謀論」ってのは、「社会の問題は全部、裏で何かを企んでる人やグループのせいにする」考え方やな。

いわゆる、裏の手が動いてるっていう疑惑やな。でも、それが真実かどうかは誰にもわからんことやな。

【例文】

1. フリーメイソン陰謀論が、まことしやかにささやかれています。
2. 陰謀論を信じる人は、理性ではなく感情的に判断していることが多い。
3. 事件の背後関係をめぐって、様々な陰謀論が噂されています。