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「嫌気」の意味と使い方や例文!「いやけ」「けんき」「いやき」読み方の違いは?(類義語・対義語)

嫌気の読み方・意味とは?(類義語・対義語)

意味

【二字熟語】
嫌気

【読み方】
いやけ

【意味】
①嫌だと思う気持ち。気の進まないこと。いやき。
②相場が思うとおりに動かなかったり、悪い情報が出たりして生じる悲観的な気持ち。また、そのような気持ちになること。

二字熟語の博士
「嫌気」という言葉は、何かを嫌だと感じる心情や、何かに対して気が進まない状態を表しているんだよ。
助手ねこ
ああ、そやな。それはつまり、「気分が進まへん」とか「嫌やな~」って思う感情のことをいうんやな。

何かやる気が出へん、とかちょっと嫌だなって思う状態を表してるんやな。

【語源・由来】
「嫌」は「きらう。いやがる。」
「気」は「心のはたらき。意識。性質。」

【類義語】
いや気、憂鬱

【対義語】
乗り気、やる気

嫌気(いやけ)の解説

カンタン!解説
解説

「嫌気」っていう言葉はね、主に2つの意味があるんだよ。

1つ目は、「嫌だ」と感じる気持ち、あるいは何かをする気が起きない、そういう状況を表す時に使うんだ。たとえば、学校であまりよくない成績を取ったときや、好きじゃない人から何かを頼まれたときなどに、その気持ちや状況を「嫌気がする」と言うんだよ。

また、「煮えきらない相手に嫌気を起こす」っていう表現は、自分が好きではない、または理解できない相手に対して不快感や反感を感じる、という意味だね。

2つ目の意味は、1つ目とほぼ同じで、何かが嫌だと感じる気持ち、あるいは何かをする気が起きない、という意味だよ。つまり、「嫌気」は自分が何かを嫌だと感じたり、何かをするのが嫌だと思う気持ちを表しているんだよね。

嫌気(いやけ)の使い方

健太
電力関連株は嫌気から売りが殺到しているらしよ。
ともこ
沢山保有しているのに困ったわ。
健太
ともこちゃん。投資をしているの
ともこ
将来のために投資は必要よ。

嫌気(いやけ)の例文

例文
  1. 東京の生活に嫌気がさした。
  2. 変化のない生活に嫌気がさす。
  3. 公務員生活に嫌気がさし、辞職することにした。
  4. 自分に嫌気がさした。
  5. テレビ番組の内容に嫌気を起こした。

嫌気の文学作品などの用例

  1. ・・・見ず転の骨頂だという嫌気がしたが、しかし自分の自由になるものは、・・・ 岩野泡鳴耽溺

  2. ・・・柄が段々低級になって嫌気がさしたからであるが、一つは皮肉の冴を失・・・ 内田魯庵斎藤緑雨

  3. ・・・一日で嫌気がさしてしまったが、近いうちに記者に昇格させてやると言・・・ 織田作之助

「いやけ」「けんき」「いやき」読み方の違いは?

嫌気」には読み方が複数あり、意味によって変わります。

  • いやだと思う気持ちの時は「いやけ」「いやき」と読みます。
  • 相場が思うとおりに動かなかったり、悪い情報が出たりして生じる悲観的な気持ち。また、そのような気持ちになることを言う時は、「いやき」と読みます。
  • 生物学において、呼吸が酸素を必要としないことを言う時は「けんき」と読みます。
前後の文章から「嫌気」の読み方を判断し、間違えないように注意しましょう。