威儀の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
威儀
【読み方】
いぎ
【意味】
礼式・作法にかなった。いかめしい振る舞いや身なり。
あー、それはつまり、「威儀」ってのは、めっちゃ堂々として、なんかすごい立派に見える振る舞いのことやな。それと、仏教でいうと、ちゃんとしたルールに従った動きや、そのルールそのものを指すんやな。
それと、袈裟っていう僧侶さんの服についてる紐のことも言うんやな。一つの言葉にいろんな意味があるんやね。
【語源・由来】
「威」は「のこす。のこる。」
「儀」は「作法。礼法。また、それによる行動。」
【類義語】
身嗜みを整える、襟を正す
威儀(いぎ)の解説
カンタン!解説
「威儀」っていう言葉は2つの主な意味があるんだ。
一つ目の意味は、人がとても厳かで重々しく行動すること、つまりその人の振る舞いが威厳を示すときに使われるよ。大切な会議や式典などで、礼儀正しく、落ち着いて、そして優雅に振る舞うことを指すんだよ。
二つ目の意味は、仏教の用語で使われるよ。
㋐規律にかなった起居動作。また、その作法・規律。
この意味では、僧侶が守るべき規律に従った行動や振る舞いのことを指すんだ。また、それらの規律や作法自体を指すこともあるよ。
㋑ 袈裟 (けさ) につけた平ぐけのひも。袈裟をまとうとき肩にかける。
この意味では、袈裟という僧侶の着る衣服につけられたひものことを指しているんだ。これは袈裟を着る時に肩にかけるひもで、僧侶の儀式的な装束の一部なんだよ。
だから、「威儀」っていう言葉は、人が威厳を持って振る舞う様子を示すときや、仏教の規律や僧侶の装束に関連して使われるんだね。
威儀(いぎ)の使い方
健太くん。明日は授賞式に参加するんでしょう?
そうなんだ。
学校の名前を背負っているんだから、威儀を正して列するのよ。
わかっているよ。ちゃんと威儀を正して列するよ。
威儀(いぎ)の例文
- 校長先生の威厳に気圧されたように威儀を正した。
- ドアを開けると、正装で威儀を正した男性が三人座っていた。
- 背筋を伸ばし威儀を正す。
- 威儀を整え行列を作って出発させました。
- 父は威儀を繕って出勤していきました。
威儀の文学作品などの用例
「威儀を正す」とは?
「威儀」は、「威儀を正す」の形で使われます。
「威儀を正す」は、「身なりを整え、おもおもしい態度をとる。威儀を繕う。」という意味です。
「威儀を正す」という表現は、自分の姿勢を整え、品位を持って振舞うという意味があるんだよ。
ほんまかいな。それは「立ち振る舞いをきちんとする」ってことやな。
ちゃんと自分を整えて、周りにちゃんと見せるってことやな。きちんと自分をまとめて、自分自身を高めるってことやな。
【例文】
- 威儀を正して神前に着席する。
- 威儀を正して社長を迎えました。
- 威儀を正し、一呼吸おいてから「負けました」と頭を下げた。
2つ目の意味としては、仏教の用語でもあって、正式な作法に則った行動、また、その規則を指すんだ。さらに、袈裟につけられた平たい紐のことも指すんだよ。