読み方で悩みやすい漢字の一つに、「異名」があります。
Q「異名」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?
次の3択から選んでみて下さい。
異名の読み方
- 「いみょう」
- 「いめい」
- 「いみょう」と「いめい」両方とも
このページでは、悩みやすい「異名」の読み方や意味について詳しく解説していきます。
「異名」の読み方は、「いみょう」?「いめい」?
異名の正しい読み方は、「いみょう」「いめい」どちらなのでしょうか。どちらも聞いたことがあるかもしれませんね。
「名」の音読みには「メイ」「ミョウ」があるので、どちらも読めそうです。
異名の読み方は「いみょう」「いめい」のどちらを使っても間違いではありません。つまり、どちらも正しい読み方ということになります。
正解は、③の「いみょう」と「いめい」の両方です。
広辞苑には「いみょう」「いめい」の両方の項目がありますが、「いめい」を引くと「いみょう」の項目に導かれます。一方、新明解国語辞典(第四版)の「いめい」の項目には「『いめい』の新しい語形」との解説があります。
「異名」の意味は、「いみょう」も「いめい」も同じ
異名の意味は「本名や本来の呼び方以外につけられた呼び名で、そのものの本質をよく表すもの」「本名とは別につけられた名」です。
「異」には「ことなる」「別の」の意味があります。また、「名」には「なまえ」「よびな」の意味があります。
異名を用いた例文には「トンボの異名に勝虫がある」「独眼竜の異名をもつ伊達政宗」があります。
まとめ
- 異名の読み方は、「いみょう」「いめい」のどちらも正しい。
- 異名は「本名とは別につけられた名」を意味する。