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出汁の読み方!「でじる」と「だし」正しいのは?

出汁の読み方

読み方で悩みやすい漢字の一つに、「出汁」があります。

問題

Q「出汁」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?

次の3択から選んでみて下さい。

出汁の読み方
  1. 「だし」
  2. 「でじる」
  3. 「だし」と「でじる」両方とも

 

このページでは、悩みやすい「出汁」の読み方や意味について詳しく解説していきます。

「出汁」の読み方は、「だし」?「でじる」?

読み方

出汁の正しい読み方は、「だし」「でじる」どちらなのでしょうか。実際に読もうとする難しいかもしれませんね。

「出」の音読みには「シュツ」「スイ」があり、訓読みに「で(る)」「だ(す)」があります。また、「汁」の音読みには「ジュウ」「シュウ」があり、訓読みに「しる」があります。

ここで気を付けたいのは、出汁は「出(し)」だけで「だし」と読み、「汁」は読まないということです。

出汁の読み方は「だし」が正しく、「でじる」は間違いになります。

正解は、①の「だし」です。

広辞苑の項目に「出汁(だし)」はなく、「出し汁(だしじる)」があります。一方、新明解国語辞典(第四版)の「だし」の項目は「出(し)」と表記されており、「『出汁』とも書く」との説明があります。

「出汁」の意味

意味

出汁の意味は「鰹節、昆布、椎茸、煮干しなどを煮出した汁」「旨味成分を抽出させた液体」です。「自分の利益のために利用する物事や人」の意味で使う場合もあります。

「出」には「でる」「だす」「外にでる」の意味があります。また、「汁」には「しる」「物からしみでる液」「つゆ」の意味があります。

出汁を用いた例文には「鰹節で出汁をとる」「出汁は和食の基本だ」があります。

まとめ

まとめ
  • 出汁の読み方は「だし」が正しい。
  • 「でじる」と読むのは間違い。
  • 出汁は「旨味成分を抽出させた液体」を意味する。
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