陰険の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
陰険
【読み方】
いんけん
【意味】
①表面は何気なく装いながら、心の内に悪意を隠しているさま。
②意地悪そうに見えるさま。
一つ目は、表面は何も悪そうなことはないように見えるけど、裏では悪いことを考えてることを言うんやな。外見とは裏腹に、心の中に悪意を隠してるんやな。
二つ目は、ちょっと意地悪そうな見た目や行動を指してるんやな。これは、人のことを指すこともあるんやろな。
【語源・由来】
「陰」は「人目につかない。人知れず。ひそか。ひそかに。」
「険」は「とげとげしい。はらぐろい。よこしま。」
【類義語】
性悪、陰気、陰湿、奸悪、邪悪、奸佞、悪辣
【対義語】
温厚
陰険(いんけん)の解説
「陰険」っていう言葉は、主に二つの意味があるんだよ。
1つ目の意味は、外から見ると普通のように見えるけど、実は心の中に悪意を隠しているというさまを表すよ。例えば、「陰険に立ちまわる」っていう時、それは見かけ上は普通に振舞いつつも、裏では何か悪いことを計画しているような行動を指しているんだ。
2つ目の意味は、何かに対して悪意があるように見えるさまを言うよ。例えば、「陰険な目つき」っていう時、それはどこか意地悪そうな、または何か悪いことを考えていそうな目つきを表しているんだ。
「陰険」っていう言葉は主に悪意を隠しているさま、または悪意があるように見えるさまを表すんだよ。どちらの意味で使われているかは、その文脈や状況によるから、その辺りをしっかり見て理解することが大切だね。
陰険(いんけん)の使い方
陰険(いんけん)の例文
- 健太くんは陰険な男だ。
- 彼は、陰険な目つきをしている。
- 健太くんは、やり口が陰険だ。
- 陰険な手を用いる。
- 陰険な笑みを浮かべて「やれるものならやってみろ」と健太くんは言った。
陰険の文学作品などの用例
「陰険」と「陰湿」の違いを解説
「陰険」に似ている語に「陰湿(いんしつ)」があります。
「陰湿」は、「暗くてじめじめしていること。陰気で晴れ晴れしないこと。また、そのさま。」という意味です。
「陰険」も「陰湿」も、陰気なという意味があります。
しかし「陰険」は、良い人を装いながら、心の内に悪意を隠しているさまをいい、性格や行動など、人間に対して使います。
対して「陰湿」は、陰気でじめじめしているさまをいいます。
「陰湿」は、「陰湿ないじめ」のように、人間の性格や行動に対して使われます。また、「陰湿な土地」のように、人間以外にも使われます。
一方、「陰湿」とは、暗くてじめじめしている状態、または陰気で元気がない状態を表すんだよ。人間関係に使う場合は、いじめや嫌がらせが陰に隠れて続けられている、そんな状態を指すこともあるよ。
一方、「陰湿」は、暗くてじめじめとした状況や、陰でこそこそと嫌がらせを続けるような状況を指すんやな。似てるけど、ちょっとずつニュアンスが違うんやな。
一つ目は、表面上は何も変わったことがなさそうに見えるけれど、心の中には悪意を隠しているさまを指すんだ。
二つ目は、意地悪そうに見える様子を指しているんだよ。