姉妹サイト「ことわざ・慣用句の百科事典」はこちら

「他意」の意味と使い方や例文!「他意はない」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
他意

【読み方】
たい

【意味】
①他の考え。心に隠した別の考え。
②ふたごころ。あだしごころ。

【語源・由来】
「他」は「あるべき心と違う。」
「意」は「心の中の思い。気持ち。考え。」

【類義語】
悪気、悪意、下心、腹蔵、裏

【対義語】
本意、私意

他意(たい)の使い方

ともこ
健太くん。なんで急に坊主頭にしたの?何かに対する反省?
健太
他意はないよ。散髪が面倒になっただけさ。
ともこ
本当にそうなの?
健太
強いて言えば、散髪代の節約になるからかな。

他意(たい)の例文

  1. 他意のない発言だったのに、深読みした人たちから失言として批判された。
  2. 私と千秋には、旧友の無事を喜ぶほかに、何の他意もなかったのですよ。(浅田次郎、壬生義士伝)
  3. 幕府に対して、何の他意もないことを示す必要がある。
  4. 空手部は、皆明るくて他意のない連中ばかりです。
  5. 他意もなく発言しましたが、誤解を招くような発言になってしまい本当に申し訳ございません。

「他意はない」とは?

他意」を用いた表現の一つに「他意はない」があります。

他意はない」とは、とくに言外の意図はない、隠れた真意があるわけではないという意味です。

【例文】

  1. それきりの話しで他意はないよ。
  2. 私の名前だけ飛ばされた気がするが他意はないのだろう。
  3. 彼女の言葉に別に他意はなのだろうが、傷ついたような気持ちになる。