慰留の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
慰留
【読み方】
いりゅう
【意味】
なだめて、辞任などを思いとどまらせること。
「慰留」という言葉は、去ろうとする人を説得して、思いとどまらせる行為を指すんだよ。
そうか、それはつまり、「退こうとする人を止める」ってことやな。
あかん、ここから出ていかへんで!という感じで、相手をなだめすかして止めることなんやな。
【語源・由来】
「慰」は「なぐさめる。いたわる。」「留」は「とめる。とどめる。」
【類義語】
引き止める、説得する、思いとどまらせる
【対義語】
(退職慰留の対義語)退職勧奨、退職勧告
慰留(いりゅう)の解説
カンタン!解説
「慰留」っていう言葉は、誰かが去ろうとしたり、辞めようとしたりするのを止めるために、優しく説得することを表しているんだよ。
例えば、「辞意を表明した会長を慰留する」という文は、会長が辞めると言ったから、その会長を説得して、辞めないで欲しいと頼むっていう意味だね。これは、みんながその会長のことを必要としている、またはその会長が必要な仕事をしていると感じているから、辞めないで欲しいと思って、その人を止めるために頼むということを表しているんだよ。
慰留(いりゅう)の使い方
僕の大好きな野球選手が引退宣言をしたんだ。
それは残念ね。
でも、ファンのみんなが慰留したおかげで復帰が決まったんだ。
良かったわね。そこまでされたら選手はうれしいわよね。
慰留(いりゅう)の例文
- 退職希望の社員を慰留したのですが、翻意してもらえなかったんです。
- 仮に慰留されても体力的に無理です。
- 上司の慰留にも耳を貸さなかった。
- 繰り返し強い慰留を受けた。
- 慰留を押し切って引退した。
「慰留を促す」とは?
「慰留」を用いた語に「慰留を促す」があります。
「慰留を促す」の「促す」は「ある行為をするよう働きかける。」という意味で、「慰留を促す」は「辞任などを思いとどまるよう働きかける」ということです。
「慰留を促す」は、つまり、辞任などを検討している人に対して、それを再考するように説得することを指すんだよ。
そやな、「慰留を促す」は、辞任を考えてる人に対して、その決断を見直すように働きかけることを言うんやな。
「慰留を促す」は、多くは退任・退職を考えている職員を引き留める際に用いるため、日常的に用いることは少なく、多くはビジネスで用いられます。