異質の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
異質
【読み方】
いしつ
【意味】
性質の違うさま。また、その性質。
あーなるほど。つまり、「異質」ってのは、性質が違うってことやな。
違う性質を持ってることそのものを指す言葉やんな。
【語源・由来】
「異」は「ことなる。」
「質」は「ものを成り立たせている中身。」
【類義語】
異種
【対義語】
同質
異質(いしつ)の解説
カンタン!解説
「異質」っていう言葉は、何かが他のものと性質や特徴が違うことを表しているんだよ。
例えば、「異質な成分」というときは、他の成分とは異なる性質を持つ成分のことを指すんだ。これは、たとえば、一つの物質の中にある種類の違う成分を説明するときに使うよ。
また、「社内で異質な存在」というときは、その組織やグループの中で他のメンバーや部分とは異なる特徴を持つ存在を指すよ。この場合、その人や物が他とは違うという点で特別、または異例な存在となることを表しているんだ。
それと反対に、「同質」は、何かが他のものと性質や特徴が同じであることを意味するよ。だから、「異質」っていう言葉は、何かが他のものと違っている、特別な、または一般的なものとは異なる性質を持っているということを表しているんだよ。
異質(いしつ)の使い方
あれっ。メンバーに異質な人が混ざっているよ。
異質なんていったら、あの子が傷つくでしょう。
えっ。だって宇宙人だよね。宇宙人が混ざっているよ。
グローバリゼーションの世の中なんだから、宇宙人との交流もアリでしょう。
異質(いしつ)の例文
- 異質な文化は、最初は受け入れがたいものです。
- この床だけ、他とは異質な素材で作られていて怪しい。
- あの時代、戦争に反対していた祖父だけが異質とされ批判された。
- 異質だからと簡単に排除していいものかどうか。
- ともこちゃんは、僕に対する笑顔とは全く異質の、最高の笑顔を見せていた。
異質の文学作品などの用例
「異質な人」はいい意味?
「異質」を用いた表現の一つに「異質な人」があります。
「異質な人」とは、性質の違う人、他から浮いている人のことをいます。
「異質な人」が組織にいることで、新しい発見があるなど、思わぬ利点がある時はいい意味で使われます。
対して、「異質な人」が組織にいることで、多数派のメンバーが、無駄に怖れたり不安に感じ、組織のまとまりが悪くなるような時は悪い意味で使われます。
「異質な人」は、いい意味でも悪い意味でも使いますが、日本では主に、「異質な人」を敵、「同質な人」を味方と見なす傾向があるため、悪い意味で使われることが多いです。
また、それ自体が違う性質を持っているという意味もあるんだ。