意図の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
意図
【読み方】
いと
【意味】
①何かをしようとすること。
②何かをしようと考えている事柄。おもわく。もくろみ。
計画を立てたり、目標を設定したりする時に使う言葉なんやな。
【語源・由来】
「意」は「心の中の思い。気持ち。考え。」
「図」は「思いはかる。」
【類義語】
魂胆、心算、企図、故意
【対義語】
恣意、無意識、衝動
意図(いと)の解説
「意図」っていう言葉はね、何かをやろうとする考えやプランのことなんだよ。
一つ目の意味は、自分が何かをするための目標や計画のことだよ。例えば、「早期開催を意図する」という文では、早くイベントを開催しようとする目標や計画を立てているということを意味しているんだ。
二つ目の意味は、他人が何を考えて、何をしようとしているのか、その考えや計画のことを指すよ。例えば、「相手の意図をくむ」という文では、相手が何を考えているのか、何をしようとしているのかを理解しようとすることを示しているんだ。
だから、「意図」っていう言葉は、自分や他人が何かをやろうとする考えやプランのことを表すんだね。
意図(いと)の使い方
意図(いと)の例文
- 敵の意図を見抜く。
- 早期実現を意図する。
- 意図的なごまかしは許せない。
- 企画の意図が不明です。
- 関係改善の意図がうかがわれる。
意図の文学作品などの用例
「意図」と「意味」「目的」「理由」の違いを解説
「意図」に似ている語に「意味(いみ)」「目的(もくてき)」「理由(りゆう)」があります。
「意図」と「意味」の違いは?
「意味」は、
①言葉が示す内容。また、言葉がある物事を示すこと。
②ある表現・行為によって示され、あるいはそこに含み隠されている内容。また、表現・行為がある内容を示すこと。
③価値。重要性。
という意味です。
「意図」も「意味」も、思惑や目論見という意味です。
しかし、「意味」には、価値、重要性、言葉が示す内容という意味がありますが、「意図」にそれらの意味はありません。
また、「意図」には、こうしようと考えることをいいますが、「意味」にその意味はありません。
それに対して、「意味」は、言葉や行動が伝えるメッセージ、またはそれが示す内容を指す言葉だね。
それに対して、「意味」は、「言葉が何を伝えようとしてるか」や、「行動が何を示そうとしてるか」ってことやな。
「意図」と「目的」の違いは?
「目的」は、
①実現しようとしてめざす事柄。行動のねらい。めあて。
②倫理学で、理性ないし意志が、行為に先だって行為を規定し、方向づけるもの。
という意味です。
「目的」とは、実現しようとしてゴールをめざすことをいいます。
対して「意図」は、こうしようと考えることをいうので意味が違います。
一方、「目的」とは、何かを実現しようとする事柄、つまり、行動を起こす最終的なゴールを指すんだ。
ちょっとイメージしやすいとするなら、例えば旅行を計画するときの「意図」は「リフレッシュしたい」で、「目的」は「ハワイに行く」みたいな感じやな。それぞれ、似てるけどちょっと違う言葉やねんな。
「意図」と「理由」の違いは?
「理由」は、
①物事がそうなった、また物事をそのように判断した根拠。わけ。子細 (しさい) 。事情。
②いいわけ。口実。
③哲学で、論理的関係においては結論に対する前提、実在的関係においては結果に対する原因。根拠。
という意味です。
「理由」は、物事がそうなった根拠、口実をいいます。
対して「意図」は、こうしようと考えることをいうので意味が違います。
一方、「理由」は、物事がそうなった、あるいはそう判断した背景にある根拠のことを言うんだ。なぜそのような結果が出たのか、なぜそのように行動したのかという「なぜ」に答える言葉なんだよ。
一方の「理由」は、なんでそうなったのか、なんでそうしたのかを説明するための言葉なんやな。まあ、簡単に言うと、「意図」は「これから何をするのか」、「理由」は「なんでそれをしたのか」を表してるんやな。