嫌味の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
嫌味
【読み方】
いやみ
【意味】
①わざと婉曲的に、または皮肉交じりに、人が嫌がるようなことを言うこと。
②ことさらに気どったさま。きざなさま。にやけたさま。ときに、いやらしさを感じさせるような妙に色っぽい言葉、態度をもいう。
また、わざとらしく気取ったりして、ちょっといやらしい感じがすることも「嫌味」って言うんやな。
【語源・由来】
「嫌味」は当て字。
【類義語】
皮肉、悪口
【対義語】
世辞
嫌味(いやみ)の解説
「嫌味」っていう言葉は2つの意味があるんだよ。
1つ目の意味は、誰かをちょっとイラッとさせるような言動や、あてつけのようなことを言ったり、皮肉を言ったりすることだよ。たとえば、友達が新しい服を着てきたときに、「それ、おばあちゃんのクローゼットから借りてきたの?」って言うようなこと。これは「嫌味を言う」っていうことだね。また、「嫌味たっぷりな口ぶり」とは、話し方や態度がちょっと不快感を与えるような感じのことを指すんだ。
2つ目の意味は、ちょっと気取ったり、ちょっときざな感じのことだよ。たとえば、ある男の子が自分のことをかっこよく見せようとして、ちょっと変なポーズをとったり、普通の話し方とは違う言葉遣いをしたりすると、「二枚目ぶって嫌味な男」って言われるかもしれないね。あとは、ちょっと派手すぎる装飾や、気を使いすぎたデザインのものも「凝りすぎて嫌味な装飾」とかって言われることがあるんだ。
ちなみに、「嫌味」っていう言葉は、「厭味」という漢字でも書くことがあるんだよ。
簡単に言うと、「嫌味」は誰かをちょっと不快にさせるような言葉や態度、またはちょっと気取ったり、きざな感じを指す言葉なんだよ。
嫌味(いやみ)の使い方
嫌味(いやみ)の例文
- ともこちゃんは、しきりに嫌味を言うから好きではない。
- お嬢様育ちには無理かと嫌味を言われた。
- 彼の演技には嫌味なところが無く自然体で、多くの監督から評価されている。
- そんな嫌味ったらしい言い方をしなくてもいいじゃないか。
- 嫁に対して嫌味を言ったことが無いつもりでいたが、嫁は嫌味ばかり言われていると思っていたようだ。
「嫌味」と「皮肉」の違いを解説
「嫌味」に似ている語に「皮肉(ひにく)」があります。
「皮肉」とは、
①皮と肉。また、からだ。
②うわべだけなこと。また、そのさま。皮相。
③遠まわしに意地悪く相手を非難すること。また、そのさま。当てこすり。
④期待していたのとは違った結果になること。また、そのさま。
という意味です。
「皮肉」も「嫌味」も遠回しな表現という点は同じです。
しかし「嫌味」は、皮肉交じりに人が嫌がるようなことをいうことという意味です。
対して「皮肉」は、相手を非難するという意味で使われる点が違います。
また「皮肉」には、「皮と肉。皮相。期待していたのとは違った結果になること。」という意味がある点も「嫌味」と違います。
一方、「皮肉」は、一見普通のようでいて、でもちょっと遠回しに相手をけなしたり、批判したりする言葉のことだよ。期待とは違う結果が出たときに使うこともあるよ。
それに対して、「皮肉」はな、ちょっとひねくれた感じで、相手を遠回しに批判するような言葉のことやな。これは、「予想と違う結果が出た時に使うこともあるんや」ってことやな。
また、自慢げで気取っていて、少しいやらしいと感じる様子も表しているよ。