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「自腹」の意味と使い方や例文!「自費」「自前」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
自腹

【読み方】
じばら

【意味】
①自分の腹。
②自分の持っている金銭。また、自分の金で払うこと。自分の負担。

【語源・由来】
自分の腹の意。

【類義語】
自前、自費

【対義語】
奢り

自腹(じばら)の使い方

健太
父さんが、経費で落ちないことが多くなって、自腹を切ることが増えたって嘆いているよ。
ともこ
しかも給料は上がっていないのよね。
健太
むしろ下がっているんだよ。
ともこ
はやく景気が上向きになると良いわね。

自腹(じばら)の例文

  1. このパソコンは自腹で買いました。
  2. 自腹を切って顧客を接待しています。
  3. この上演は、自腹を切っています。
  4. 出演者が自腹で視聴者にプレゼントを贈る番組です。
  5. 自腹を切って費用を捻出した。

「自腹」と「自費」「自前」の違いは?

自腹」に似ている語に「自費(じひ)」「自前(じまえ)」があります。

「自腹」と「自費」の違いは?

自費」は、自分で負担・支出する費用という意味です。

自腹」も「自費」も、自分で支出することをいいます。

しかし、「自腹」には「自分の腹」という意味があり、「自費」にはその意味がない点が違います。

「自腹」と「自前」の違いは?

自前」は、
①費用を自分で負担すること。自弁。自分持ち。
②職人・芸者などが独立して営業すること。

という意味です。

自前」は、自分についての費用を自分で負担することをいいます。(=自己調達)

対して「自腹」は、「自腹を切る」のように、必ずしも自分で支払うには及ばない経済的負担を自分で払うことをいうので意味が違います。(=身銭を切る)