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「若干」の意味と使い方や例文!「弱冠」との違いは?(語源由来・類義語・対義語)

【二字熟語】
若干

【読み方】
じゃっかん

【意味】
①それほど多くはない。不定の数量。いくらか。そこばく。
②(副詞的に)多少。いささか。

【語源・由来】
「若」「干」も「いくらか。すこし。」という意味。

【類義語】
いくらか、いくばくか、少し、多少、少々、幾分

若干(じゃっかん)の使い方

ともこ
このケーキ屋さんスタッフを募集しているわね。
健太
本当だ。若干名募集だって。
ともこ
若干名って、数人募集っていう意味で、若い人じゃないのよ。
健太
うっ。何も言っていないのに勘違いしているってよく分かったね。

若干(じゃっかん)の例文

  1. 若干の抵抗を感じる。
  2. ともこちゃんは若干そんな気がしていたそうだ。
  3. 健太くんの話を聞いて若干の興味がわいた。
  4. 連日の残業のせいか若干の疲れが見えた。
  5. 若干の人にしか理解されない。

「若干」と「弱冠」の違いは?

若干」と同じ読み方の語に「弱冠」があります。

弱冠」は「年の若いこと」をいいます。古代中国で、男子二十歳を「弱」と称し、元服して冠を被ったことから「弱冠」といいました。転じて「年が若いこと」という意味になります。

若干」はそれほど多くはないという数量を表す語なので、「弱冠」とは意味が異なります

同じ読み方ですが、意味が全く異なるので注意しましょう。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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