姉妹サイト「ことわざ・慣用句の百科事典」はこちら

「譲歩」の意味と使い方や例文!「妥協」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
譲歩

【読み方】
じょうほ

【意味】
自分の意見や主張を押さえて相手の意向に従ったり妥協したりすること。

【語源・由来】
「譲」は「ゆずり与える。」
「歩」は「あるく。あゆむ。足の運び。」
他の人に道を譲るの意から。

【類義語】
妥協

譲歩(じょうほ)の使い方

ともこ
交渉はまとまったの?
健太
交渉決裂だよ。
ともこ
健太くんからお願いに行ったんだから、健太くんが譲歩すべきだったんじゃないの?
健太
相手が提示した条件をのんで譲歩したら、こちら側が不利になると思ったんだよ。

譲歩(じょうほ)の例文

  1. やむなく譲歩することになった。
  2. 互いに譲歩して合意に至った。
  3. 組合は経営陣にいくつかの譲歩を求めた。
  4. 理不尽な消費者のクレームに譲歩を余儀なくされた。
  5. 合併の条件に関して、互いに譲歩した。

「譲歩」と「妥協」の違いは?

譲歩」に似ている語に「妥協(だきょう)」があります。

妥協」は、対立した事柄について、双方が譲り合って一致点を見いだし、おだやかに解決することをいいます。

」も「妥協」も、相反する二者の対立を収めるために、自分の考えを曲げて受け入れることをいいます。

しかし、「妥協」は、時に不本意ながら、互いに妥当な線を見いだすという意味を含みます。

対して「譲歩」は、自分の考えの一部または全部を曲げて、他人の考えに従うことをいう点が違います。