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「情景」の意味と使い方や例文!「光景」「景色」「風景」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
情景

【読み方】
じょうけい

【意味】
心にある感じを起こさせる光景や場面。

【語源・由来】
「情」も「物事の実際のありさま。」
「景」も「けしき。」

【類義語】
シーン、光景

情景(じょうけい)の使い方

健太
おじいちゃんが、最近、幼い頃の情景を思い浮かべることが多くなったって。
ともこ
年をとるとそうなるのかしらね。
健太
僕は年をとると、幼稚園でともこちゃんにいじめられていたことを思い出すのかな。
ともこ
健太君ったら!そんなこと言うならもう授業のノート見せてあげないわよ。

情景(じょうけい)の例文

  1. 子供たちが遊ぶほほえましい情景
  2. その時の情景が目に浮かぶ。
  3. この小説を読むと、その時代の情景が目に浮かぶ。
  4. その時の情景が目に焼き付いて離れない。
  5. はっきりと心に留めている情景が一つある。

「情景」と「光景」「景色」「風景」との違いは?

情景」に似ている語に「光景(こうけい)」「景色(けしき)」「風景(ふうけい)」があります。

「情景」と「光景」の違いは?

光景」は、
①目前に広がる景色。眺め。
②ある場面の具体的なありさま。情景。
③日のひかり。

という意味です。

情景」も「光景」も、心に何かを感じさせるような景色や、具体的な場面をいいます。

しかし「光景」の方が、より強い印象を受けた景色や場面に使われます。

「情景」と「景色」の違いは?

景色」は、
①観賞の対象としての自然界の眺め。風景。
②陶磁器、特に茶陶の見所の一。頽 (なだ) れ・窯変・斑文 (はんもん) など、不測の変化の部分をいう。

という意味です。

情景」は、心にある感じを起こさせる光景や場面をいいます。

対して「景色」は、自然の眺めや風景のことをいい、心の動きの意味がない点が「情景」と違います。

「情景」と「風景」の違いは?

風景」は、
①目に映る広い範囲のながめ。景色。風光。
②ある場面の情景・ありさま。

という意味です。

風景」は、ある場面の「情景」をいうので、「情景」の意味と通じる部分があります。

情景」は、心が動くような光景や場面をいいます。

しかし「風景」には、見たままの眺めという意味がある点が「情景」と違います。