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「熟知」の意味と使い方や例文!「精通」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
熟知

【読み方】
じゅくち

【意味】
くわしく知っていること。よく知ってること。

【語源・由来】
「熟」は「十分に。よくよく。」
「知」は「しる。さとる。わかる。」

【類義語】
通暁、知悉、精通

【対義語】
無知

熟知(じゅくち)の使い方

健太
スマホゲームの課金制度を熟知していない高齢者が、孫にスマホを貸して高額請求されるケースがあるんだって。
ともこ
かわいい孫だから怒るに怒れないわね。
健太
でも100万円請求されたケースもあるみたいだよ。
ともこ
それはちゃんと怒って出世払いさせないといけないわね。

熟知(じゅくち)の例文

  1. 対戦相手を熟知しており、いかにしてゴールを奪えるのか分かっている。
  2. 銀行員は、ファイナンス全般に精通し、取引先の財務を熟知している。
  3. 使い方を熟知している健太くんに聞こう。
  4. 新しいということは古いものを熟知した上で初めて意味ある言葉となるのであります。(高浜虚子、俳句の作りよう)
  5. この山のことを熟知している彼でも、噴火予測はできなかった。

「熟知」と「精通」の違いは?

熟知」に似ている語に「精通(せいつう)」があります。

精通」は、くわしくよく知っていることという意味です。

くわしく知っていることをいう「熟知」と「精通」は同じ意味です。

しかし「熟知」は他動詞、「精通」は自動詞という違いがあります。