「充満」の意味と使い方や例文！「蔓延」との違いは？（類義語・対義語）

【二字熟語】
充満

【読み方】
じゅうまん

【意味】
①一定の空間などに、あるものがいっぱいにみちること。
②満ち足りること。満足。
③腹いっぱいになること。満腹。

【語源・由来】
「充」は「中身がいっぱい詰まる。みちる。みたす。」
「満」は「いっぱいになる。みちる。一定の数量や期限に達する。」

【類義語】
充溢、満杯

【対義語】
払拭、換気、排出、枯渇、空白

充満（じゅうまん）の使い方

煙が充満しているわね。

訓練だと思ったら、本当の火事だったとは驚きだね。

四つん這いで避難しないと一酸化炭素中毒になるわよ。

タオルやハンカチを鼻と口に当て、姿勢を低くして避難することが大切だね。

充満（じゅうまん）の例文

1. 部屋にガスが充満する。
2. 国民の間に怒りが充満する。
3. 坑道にガスが充満している。
4. ドアを開けると、煙が充満していた。
5. 不満が充満しているから、ガス抜きが必要だ。

「充満」と「蔓延」の違いは？

「充満」に似ている語に「蔓延（まんえん）」があります。

「蔓延」は、「つる草がのび広がること。病気や悪習などがいっぱいに広がること。」という意味です。

「蔓延」は、いっぱいに広がることをいいます。

対して「充満」は、いっぱいにみちることをいうので意味が違います。