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「失言」の意味と使い方や例文!「暴言」「放言」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
失言

【読み方】
しつげん

【意味】
言うべきではないことを、うっかり言ってしまうこと。また、その言葉。

【語源・由来】
「失」は「なくす。うしなう。うせる。」
「言」は「こと。ことば。いう。話す。述べる。」

【類義語】
暴言、放言

【対義語】
無言

失言(しつげん)の使い方

健太
偉い人が、失言を取り消そうと躍起になっているね。
ともこ
口は災いの元って本当ね。
健太
何で偉い人は失言が多いんだろうね。
ともこ
自分を中心に世界が回っているから、何を言っても許されると思っているんじゃないかしら。

失言(しつげん)の例文

  1. 健太くんは失言が多い。
  2. 失言のために更迭された。
  3. 彼の失言のせいで、その場が気まずくなってしまった。
  4. 失言を謝罪しても信頼は戻らない。
  5. 記者会見でとんでもない失言をして炎上した。

「失言」と「暴言」「放言」の違いは?

失言」に似ている語に「暴言(ぼうげん)」「放言(ほうげん)」があります。

「失言」と「暴言」の違いは?

暴言」は、「礼を失した乱暴な言葉。無礼で、むちゃな発言。」という意味です。

失言」も「暴言」も、言ってはならないことを発言してしまうことをいいます。

しかし、「失言」は、言うべきではないことをついうっかり言ってしまうことをいいます。

対して「暴言」は、言ってはいけない場でする、論理や物の道理に外れた発言のことをいう点が違います。

「失言」と「放言」の違いは?

放言」は、他への影響などを考えずに、思ったままを口に出すこと。無責任な発言。

という意味です。

失言」も「放言」も、言ってはならないことを発言してしまうことをいいます。

しかし、「失言」は、言うべきではないことをついうっかり言ってしまうことをいいます。

対して「放言」は、周囲の人のことや将来のことを考えない無責任なことをいう点が違います。