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「準拠」の意味と使い方や例文!「 依拠」「遵守」「適合」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
準拠

【読み方】
じゅんきょ

【意味】
よりどころ、または標準としてそれに従うこと。また、そのよりどころ・標準。

【語源・由来】
「準」は「なぞらえる。よりどころにする。」
「拠」は「よりどころ。あかし。」

【類義語】
依拠、立脚

準拠(じゅんきょ)の使い方

健太
映画版が原作と違うって原作ファンが怒っているよ。
ともこ
原作に準拠しないことって多いわよね。
健太
映画は時間制限があるししょうがないのかな。
ともこ
映画は原作とは別物って考えた方が良いわね。

準拠(じゅんきょ)の例文

  1. 学習指導要領に準拠した教科書を使ってください。
  2. 法令に準拠する。
  3. 世界標準規格に準拠した製品を作る。
  4. 過去の事例に準拠して決定が下された。
  5. 教科書に準拠した問題集を選ぶ。

「準拠」と「依拠」「遵守」「適合」の違いは?

準拠」に似ている語に「依拠(いきょ)」「遵守(じゅんしゅ)」「適合(てきごう)」があります。

「準拠」と「依拠」の違い

依拠」はよりどころとすること。また、そのよりどころ。(例:条例に依拠する。)

という意味です。

準拠」も「依拠」も「よりどころ」という意味は同じです。

しかし、「準拠」はよりどころに準ずるという意味で、あるよりどころから大きくは外れない範囲で一致することをいいます。対して「依拠」はほぼ一致することをいう点が異なります。

「準拠」と「遵守」の違い

遵守」は「順守」とも書き、きまり・法律・道理などにしたがい、それを守ること。(例:規則を遵守する。)

という意味です。

準拠」はよりどころまたは標準としてそれに従うことをいい、「遵守」はきまり・法律・道理などにしたがい、それを守ることをいいます。 「準拠」と「遵守」は似ていますが、意味が異なるので間違えないように注意しましょう。

「準拠」と「適合」の違い

適合」はうまくあてはまること。よくかなうこと。(例:目的に適合した方法。)

という意味です。

適合」は条件や状況に合うことをいいます。対して「準拠」はよりどころから大きく外れていないことを表す語です。「準拠」には「適合」のような「ぴったり合う」という意味が含まれない点が異なります。

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