姉妹サイト「ことわざ・慣用句の百科事典」はこちら

「呻吟」の意味と使い方や例文!「懊悩呻吟」とは?(類義語)

【二字熟語】
呻吟

【読み方】
しんぎん

【意味】
苦しんでうめくこと。

【語源・由来】
「呻」は「うめく。うなる。」
「吟」は「うめく。なげく。」

【類義語】
うめき、唸り声

呻吟(しんぎん)の使い方

健太
ともこちゃん。理科室から呻吟する声が聞こえてくるよ。
ともこ
お化けかしら。見てきてよ。
健太
理科の先生が足の小指を机にぶつけてうめいていただけだったよ。
ともこ
かわいそうだけど、お化けじゃなくて良かったわ。

呻吟の例文

  1. 病床に呻吟する。
  2. 健太くんは詩作に呻吟している。
  3. ともこちゃんは悲嘆にくれて呻吟する。
  4. 健太くんの呻吟を聞くに堪えない。
  5. 苦痛のために呻吟している。

「懊悩呻吟」とは?

呻吟」を用いた語の一つに「懊悩呻吟(おうのうしんぎん)」があります。

懊悩呻吟」は、色々なことを考えて悩みもだえ、苦しみうめくことという意味です。

懊悩」は、悩みもだえること。「」は、なやむ。

【例文】
・その荒涼の現実の中で思うさま懊悩呻吟することを覚えたわけである。(太宰治)

【類義語】
懊悩焦慮(おうのうしょうりょ)
懊悩輾転(おうのうてんてん)
懊悩煩悶(おうのうはんもん)
焦心苦慮(しょうしんくりょ)
辛苦心労(しんくしんろう)
精思苦到(せいしくとう)
煩悶懊悩(はんもんおうのう)