過大の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
過大
【読み方】
かだい
【意味】
大きすぎるさま。大きすぎて実際と合わないさま。
現実よりも大げさに見えてるってことか。ほんまはそんなに大きくないのに、なんか大きく見える感じやな。ちょっとおおきな目で見すぎちゃってる、っていうことやろか。
【語源・由来】
「過」は「ある範囲や基準をこえる。」
【類義語】
過剰、誇張
【対義語】
過小
過大(かだい)の解説
「過大」という言葉は、何かが必要以上に大きい、または実際よりも大げさに思われる時に使う言葉なんだよ。
たとえば「過大な費用」は、予定していた金額よりも多くお金がかかったときや、予想外に高い費用が発生したときに使われる表現だよ。友だちと映画を見に行く計画を立てて、チケットやポップコーン代など、全部で1,000円だと思っていたのに、実際には1,500円かかったとする。この場合、500円は過大な費用と言えるね。
また、考えていたよりも良い結果や反応を強く期待することを「過大な期待を抱く」と言うんだ。サッカーの試合で、自分のチームが10点取ると強く期待していたけど、実際には3点しか取れなかった場合、その期待は過大だったと言えるよね。
「損害を過大に報告する」は、何かの損害やトラブルがあった時、それが実際よりも大きく報告されることを指すんだ。例えば、自分の自転車が少し壊れたけど、それを「すごく壊れた」と報告するような場面で使うんだ。
反対の言葉としては「過小」という言葉があって、これは実際よりも小さい、または必要なものよりも少なすぎるときに使われる言葉だよ。
だから、「過大」という言葉は、何かが本当のものや実際よりも大きすぎる、または期待が実際を超えているときに使う表現なんだね。
過大(かだい)の使い方
過大(かだい)の例文
- それは過大な望みだね。
- 過大な期待はしない方がいい。
- 売り上げを二倍にしろとは、過大な要求だ。
- 新人に過大な期待をかけない方がいい。
- ワクチンの効果を過大視する。
過大の文学作品などの用例
-
・・・これに当たる風の力が過大になって、細い樹幹の弾力では持ち切れなく・・・ 寺田寅彦「断片(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
「過大評価」とは?
「過大」を用いた表現に「過大評価」があります。
「過大評価」とは、実質より高く価値判断することをいいます。
そんなんやったら、本当の実力とちょっと違うかもしれへんってことやね!ちょいと盛りすぎちゃった感じか。
【対義語】
・過小評価(かしょうひょうか)
【例文】
・あの俳優は大したことがないのに過大評価されていると思う。
・健太くんの能力を過大評価する。
・円の価値は、実質と掛け離れて過大評価されている。
つまり、本来のサイズや重要性よりも大きく見えてしまうことを言うんだよ。