開放の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
開放
【読み方】
かいほう
【意味】
①門や戸などをあけはなすこと。あけたままにしておくこと。
②制限をなくして、自由に出入りさせること。
③「開放絞り」の略。
2つめは、公園が閉鎖されてたのを、開放してみんなが入れるようにすることとかやね。3つめは、写真撮るときのカメラの話やね。絞りを開放するというのは、ちょっと専門的な内容やけど、写真が明るく撮れるってことやな。
【語源・由来】
「開」は「閉じているもの、ふさがっているものをあけ放つ。」
「放」は「束縛を解いて自由にする。」
【類義語】
開け放す、開け放つ、開け払う
【対義語】
閉鎖、密閉、閉塞
開放(かいほう)の解説
「開放」という言葉はね、何かを広げる、あるいは制限を取り除くという意味合いが含まれている言葉なんだよ。この言葉にはいくつかの意味があって、いろんな場面で使われるんだ。
1番目は、物理的な意味での「開放」。例えば、ドアや窓を開ける、あるいは閉めることをやめてそのまま開いた状態にすることを指すんだ。だから、「開放禁止」というのは、何かを開けること、あるいは開いたままにすることが禁止されているという意味になるんだよ。
2番目は、もっと抽象的な意味での「開放」。ある場所やシステムに制限を設けずに、自由に人々が出入りできるようにすることを言うんだよ。例えば「門戸を開放する」っていうのは、入り口を自由に利用できるようにすることを指していて、「市場開放」っていうのは、商品やサービスの取引を自由にするという意味になるんだね。
3番目は、カメラや写真の撮影に関して使われる「開放」。カメラの絞りのことを指しているんだ。「開放絞り」とは、カメラのレンズの絞りを最も大きく開けることを言っていて、その状態で写真を撮ると、背景がぼけて、被写体が際立って見えるんだ。「開放で撮ると背景がやわらかくぼける」というのは、その効果を説明しているんだよ。
要するに、「開放」という言葉は、色々な文脈や状況で使われるけれど、基本的には「広げる」「自由にする」という意味が根底にあるんだね。
開放(かいほう)の使い方
開放(かいほう)の例文
- 校庭を開放する。
- 窓の開放厳禁です。
- 大学図書館を市民に開放する。
- 市場を開放する。
- 大学の門戸を広く開放する。
開放の文学作品などの用例
「開放」と「解放」の違いを解説
「開放」と同じ読み方の語に「解放」があります。
「開放」と「解放」の違い
「解放」は、束縛されたり、制限されたりしているものを、ときはなして自由にすること。
をいいます。
「解放」の「解」は「役目や束縛から解き放す。」、「開放」の「開」は「ひらく。あく。あける。」という意味です。
「解放」は「解き放すこと」、「開放」は「開き放す」ことをいうので意味が違います。
一方、「解放」は、何かに縛られていたり制約されている状態から自由になることを指すんだ。これは、物理的な束縛だけでなく、精神的な束縛や社会的な制約に対しても使われるよ。
それに対して、「解放」っていうのは、もともと縛られてたり制限されてたりするものを、自由にすることやな。例えば、不自由な生活をしてた人が、その状況から解放されて自由に生きる、みたいな意味で使うんやな。この二つ、似てるけど、使い方にちょっと違いがあるんやで。
「心をかいほうする」はどっち?
「開放」と「解放」に意味の違いがあることが分かりましたが、よく見聞きする「心をかいほうする」という表現はどちらを使うのが正解でしょうか。
答えは、両方とも正解です。
「心を開放する」・・・隠し事をしないでありのままでいる。
「心を解放する」・・・本心を押し込めたり、我慢しないで気持ちを楽にする。
2つ目は、何かの制限を取り除き、人々が自由に行動できるようにすることを指す。そして、3つ目は専門的な用語として「開放絞り」の略で、カメラの設定に関連するものだ。