解禁の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
解禁
【読み方】
かいきん
【意味】
法律などで禁止していたことを解くこと。
時と場合によって、ダメだったことがOKになることもあるんやな。これは、ルールが変わることを教えてくれる言葉やで。
【語源・由来】
「解」は「役目や束縛から解き放す。」
「禁」は「かってな行為を差し止めるための一定の枠。おきて。」
【類義語】
解除
【対義語】
禁止、厳禁、禁物
解禁(かいきん)の解説
「解禁」っていう言葉は、何かが法律や規則で禁止されていたことを、もう禁止しないようにすることを意味しているんだよ。
例えば、漁業において、魚が増えるために、ある時期にその魚を捕らないようにすることがあるんだ。それを「禁漁期間」と言うんだけど、その期間が終わったら、その魚をまた捕ることができるようになる。この「禁止をなくすこと」を「解禁」と言うんだ。
「アユ漁が解禁される」というのは、アユという魚を捕ることが一定期間禁止されていたけれど、その禁止期間が終わって、またアユを捕ることができるようになった、という意味だよ。
解禁は、自然保護だけでなく、他の分野でも使われることがあるよ。たとえば、映画の情報が秘密にされている場合、その情報を公にする日を「解禁日」と言ったりするんだ。この場合は、情報の秘密を守る「禁止」が解かれるという意味で使われるよ。
要するに、「解禁」は、何かが禁止されていたことが、もう禁止ではなくなるという状況を表す言葉なんだね。
解禁(かいきん)の使い方
解禁(かいきん)の例文
- 鴨猟を解禁する。
- 米の輸入を解禁したことで農家が苦しむ。
- 誘拐事件の報道が解禁になった。
- 待ちに待ったヒメマス漁の解禁日だ。
- 最新映画の特報映像が解禁となった。
解禁の文学作品などの用例
「解禁」と「解除」の違いを解説
「解禁」に似ている語に「解除(かいじょ)」があります。
「解除」は、
①今まであった制限・禁止、あるいは特別の状態などをなくして、もとの状態に戻すこと。
②法律で、契約当事者の一方の意思表示によって、成立している契約を初めからなかったものとすること。
という意味です。
「解除」も「解禁」も、制限、禁止などの処置を解いて自由な状態にすることをいいます。
「解除」は、「通行止め解除」のように、特別に定めた制約、制限、禁止などの処置を取り止めて、平常の状態に戻すことをいいます。
対して「解禁」は、「アユ漁が解禁される」のように、禁止事項を解き、自由にさせることをいいます。
対照的に、「解除」は、いくつかの意味があるけれど、大きくは2つの意味に分けられる。1つ目は、制限や禁止、特定の状態を取り払い、もとの状態に戻すこと。2つ目は、契約のことで、契約が成立していても、あたかも成立していなかったかのようにすることなんだ。
それに対して、「解除」は制限とか特別な状態を元に戻すことやね。それと、契約の話とかもあって、それは契約がなかったことにするみたいなことやな。これはちょっと複雑やけど、分かったわ!
つまり、前はダメだったことが、今は大丈夫という状態になることを意味しているんだよ。