偕老の読み方・意味とは?(語源由来)
【二字熟語】
偕老
【読み方】
かいろう
【意味】
夫婦が、年をとるまで仲よく一緒に暮らすこと。
若いころから、白髪まで一緒にいるの、なんかロマンチックやね。歳をとっても変わらず、愛し合ってる感じやな。
【語源・由来】
老いを偕 (とも) にする意。
偕老(かいろう)の解説
「偕老」という言葉は、夫婦が老いるまで一緒に過ごし、互いに支え合って生きることを意味する言葉なんだよ。
おばあちゃんとおじいちゃんが若いころからずっと一緒に過ごして、たくさんの思い出を共有し、いろんな困難や楽しいことを一緒に乗り越えてきた。そんな夫婦が、年を取ってもまだ一緒にいて、仲良くしている姿、それがまさに「偕老」と言えるんだ。
「偕」という文字は「一緒に」という意味を持ち、「老」は老いる、つまり年を取ることを意味しているよ。この二つの文字を組み合わせると、「老いるまで一緒に」という意味になるんだね。
だから、「偕老」という言葉は、夫婦が一生を通して互いに愛し合い、支え合い、そして一緒に時間を過ごすことを表しているんだよ。これは、多くの人々が理想とする夫婦の姿でもあるんだね。
偕老(かいろう)の使い方
偕老(かいろう)の例文
- 彼は偕老の契りを忘れて不貞を働いた。
- 偕老を誓い合った仲だが、万が一僕が先に死んだ後は新しい恋をしてほしい。
- あの夫婦は偕老の契りを全うした。
- 高砂は、夫婦和合、偕老長寿の象徴とされます。
- 偕老同穴の約束をした二人が、離婚でもめる日が来るとは。
偕老の文学作品などの用例
「偕老同穴」とは?
「偕老」には、「偕老同穴(かいろうどうけつ)」という四字熟語があります。
「偕老同穴」は、
①夫婦が仲むつまじく、契りの固いこと。
②カイロウドウケツ科の海綿動物の総称。深海の泥中に直立する。円筒形で、全長30~80センチ。体壁はかごの目状で、内部の胃腔に雌雄一対のドウケツエビが共生することから、はじめエビをカイロウドウケツと呼んだが、後に海綿の名となった。相模 (さがみ) 湾・駿河 (するが) 湾や土佐湾に生息。
という意味です。
そして、第二の意味は少し特殊で、ある海綿動物の総称として使われている。この海綿は円筒形で、深海の泥の中で立って生息しているんだ。また、この海綿の内部には雌雄一対のエビが共生していて、その特性から元々はこのエビを指して使われていた言葉だったんだよ。
それと、同じ名前で深海に住む変わった形の海綿のことも言うんやな。あのエビと共生してる部分、面白いな!エビも海綿も、お互いに助け合って生きてるのか。まあ、夫婦とはちょっと違うけど、共生の大切さを感じるわ。
【例文】
・健太くんは、奥さんと偕老同穴を契った。
・偕老同穴の契りをかわした妻を裏切るわけにはいかない。
・結婚式で、偕老同穴を誓い合った。
【類義語】
・琴瑟調和(きんしつちょうわ)
・形影一如(けいえいいちにょ)
・合歓綢繆(ごうかんちゅうびゅう)
・比翼連理(ひよくれんり)
これは、一生の伴侶として、老いるまで支え合っていくという感じだね。