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「下命」の意味と使い方や例文!「下命を拝す」とは?(類義語・対義語)

下命の読み方・意味とは?(類義語・対義語)

意味

【二字熟語】
下命

【読み方】
かめい

【意味】
①命令を下すこと。いいつけ。
②注文を受ける側から、商品や仕事などの注文。

二字熟語の博士
「下命」という言葉は、主に2つの意味があるんだよ。 1つ目は、誰かが他の人に指示や命令をすること、またその具体的な指示や命令を指すんだ。

そして、2つ目の意味は、商品やサービスなどを注文することだが、これは通常、提供する側からの注文のことを言っているよ。

助手ねこ
ほうほう、じゃあ1つ目は、上の人が下の人に「こうしろ!」って言うことやな。そんな指示や命令のことを「下命」と言うんやろ。

2つ目は、もっと日常的な感じで、店とかに商品を頼む時や、仕事の依頼をする時のことを指すんか。でも、こっちは注文する側から見た感じで使うことが多いんやな。

【語源・由来】
「下」は「くだる。さがる。おろす。低いほうに動く。また、動かす。」「命」は「いいつける。おおせ。」このことから「下命」は「命令を下すこと。」という意味。

【類義語】
司令、使命、指令、命令、指示、下知、注文

下命(かめい)の解説

カンタン!解説
解説

「下命」という言葉は、命令や注文に関することを示す言葉なんだよ。

1つ目の意味では、「下命」とは、上の立場の人が下の立場の人に指示や命令をすることを指すんだ。もう少し具体的に言うと、上司が部下に何かをするように指示を出すことや、教師が生徒に何かを命じるときなどに使われるよ。この文脈での「下命」は、命令や要求という意味で使われることが多いんだ。「言いつけ」とも言うよね。例えば、部長が「新しいプロジェクトを始めろ」と部下に言ったとき、それは「下命」として部下に伝わるんだ。

2つ目の意味では、注文や要求をする側と受ける側が逆になるんだ。普通、お店や会社に何かの商品やサービスを注文するとき、お客さんが注文する側になるよね。でも、「下命」という言葉を使うと、お客さんが注文することを、お店や会社側から見たときの表現になるんだ。「御下命ありしだい手配致します」というのでは、お店や会社が「お客さんからの注文を受けたら、すぐに商品やサービスの準備を始めますよ」という意味になるよ。

つまり、「下命」とは、命令や注文をすること、または受けることを示す言葉で、上下の関係やお客さんと店の関係など、さまざまな場面で使われるときのことを表しているんだね。

下命(かめい)の使い方

健太
古今和歌集って真剣に読むとおもしろいね。
ともこ
醍醐天皇の下命により、紀貫之、紀友則、凡河内躬恒、壬生忠岑が撰進したのよね。
健太
僕もご下命を拝して後世まで残る歌集を作りたいな。
ともこ
今の時代だったら、編集社に入社した方が早いわね。

下命(かめい)の例文

例文
  1. 下命さえあれば迷わず従ったでしょう。
  2. 下命の品をお届けに上がりました。
  3. 人事の確定は社長の帰国を待ち、そのご下命によって行なうべきものである。
  4. 下命された仕事に着手した。
  5. 下命を受ける。

「下命を拝す」とは?

下命」を使った語に「下命を拝す」があります。

下命を拝す」の「拝す」は、「受ける」の謙譲語「拝する」で「ありがたく受ける。つつしんで受ける。拝受する。」という意味です。

下命を拝する」とは「上の立場の人から下の立場の人に下された命令をありがたく受ける」という意味で、相手への敬意を表す表現として使われます。

二字熟語の博士
「下命を拝する」という言葉は、高い立場の人からの命令や指示を、感謝の意を込めて受け入れるという意味なんだ。

これは相手の立場や権威を尊重していることを示している表現だよ。

助手ねこ
あぁ、わかるわかる! それって、例えば社長さんや先生みたいな、ちょっと上の人からのお言葉を「はい、承知しました!」って感じで、ありがたく受けとるやつやんな。

まるで、大切なプレゼントをもらったみたいに、敬意を持って受け取るってことやね。ほんま、日本語って深いわ~。

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