仮構の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
仮構
【読み方】
かこう
【意味】
実際にはないことを存在するものとして仮に作り設けること。想像によってつくり出すこと。また、そのもの。虚構。
想像で描く物語や世界みたいなもんやろ。これは、人間の想像力ってすごいんやなって思わせてくれる言葉やね。
【語源・由来】
「仮」は「本物・本式ではなく一時的な間に合わせ。一時的な見せかけ。」
「構」は「かまえる。組み立てる。」
【類義語】
虚構、フィクション
仮構(かこう)の解説
「仮構」という言葉は、実は存在しないことを、存在するかのように仮に想像して作り上げることを意味しているんだよ。
例えば、映画や小説の中に出てくる魔法の世界や、宇宙に住むエイリアンなんてのは、実際のところ存在しているわけじゃないよね。でも、物語の中ではそれらが本当に存在するかのように描かれている。それが「仮構」の一例だよ。言葉の中には「仮に」という意味が含まれていて、実際にはないものや状態を、あたかも本当に存在しているかのように想像して作り出すことを指しているんだ。
「仮構の世界」という表現は、実際には存在しないけれど、物語や作品の中ではしっかりと形作られている、つまり、想像の中で生きているような世界を指しているんだね。この「仮構」は「虚構」とも言って、実際には存在しないけれど、作品の中や私たちの想像の中ではしっかりと存在しているように見えるものや状況を指すこともあるよ。
だから、「仮構」という言葉は、実際には存在しないけれど、想像の中や物語の中では本当に存在しているかのように作り上げられたものや状況を表しているんだね。
仮構(かこう)の使い方
仮構(かこう)の例文
- 誰しも虚構の自分を仮構して、自分を守るものだ。
- あり得ない完璧な安全性の仮構のもとに、原子力発電が行われてきたことを安全神話という。
- 組織のために働くという職務上の動機を仮構することが多いが、本当は、人は自分のために働くのだ。
- ともこちゃんを待つ間、僕は仮構の壁をぼんやり眺めていた。
- 金融機関は一般的な資産形成の目的を仮構し、販売する投資信託を形式的に適合させる。
仮構の文学作品などの用例
-
・・・中田の遊廓の一条は、仮構であった。しかし、青年の一生としては、そ・・・ 田山花袋「『田舎教師』について」
「仮構」と「虚構」の違いを解説
「仮構」に似ている語に「虚構(きょこう)」があります。
「虚構」は、
①事実ではないことを事実らしくつくり上げること。つくりごと。
②文芸作品などで、作者の想像力によって、人物・出来事・場面などを現実であるかのように組み立てること。フィクション。仮構。
という意味です。
「仮構」も「虚構」も、実際にはないことを存在するものとして、想像によってつくり出すことをいいます。
しかし「仮構」は、無いことを仮にあるとすることをいいます。
対して「虚構」は、存在しないものを、あたかも存在しているかのように組み立てることをいい、文芸作品に対して使われることが多いです。
一方、「虚構」は事実ではないものを事実のように見せることや、文芸作品などでのフィクションの要素に特に使われるんだ。
一方、「虚構」は、小説や映画みたいに、実際は存在しない話やキャラクターを、本当みたいに見せてくれるもんを指すんやろ。つまり、両方とも「想像の産物」やけど、使われる場面やニュアンスがちょっと違うわけやな。
また、そのように作り出されたもの自体のことも指すよ。