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「甘美」の意味と使い方や例文!「甘美な気持ち」とは?(類義語・対義語)

甘美の読み方・意味とは?(類義語・対義語)

意味

【二字熟語】
甘美

【読み方】
かんび

【意味】
①味が程よく甘くて、うまいこと。また、そのさま。
②心地よくうっとりとした気持ちにさせること。また、そのさま。

二字熟語の博士
「甘美」という言葉は、二つの意味があるんだよ。一つ目は、ちょうど良く甘くて美味しいことを指す。

二つ目は、心地よくて夢見心地な感じを表現しているんだ。

助手ねこ
あー、わかるわかる!最初のは、たとえばお菓子とかが絶妙に甘くてめっちゃうまい時とか言うんやな。

もう一つは、何かすごく気持ちええ瞬間とか、うっとりするような状況で使うんやろ?これは、人生のいいところを味わうときの言葉やな。

【語源・由来】
「甘」は「おいしい。うまい。」
「美」は「味わってみて見事だ。うまい。」

【類義語】
スイート、芳しい、美味い、スウィート、香ばしい

【対義語】
辛酸

甘美(かんび)の解説

カンタン!解説
解説

「甘美」という言葉は、とても美味しいと感じるさまや、心地良く感じるさまを表す言葉なんだよ。

「甘美」とは、味の面での意味があって、ちょうどいい甘さで、とてもおいしいと感じることを指しているんだ。たとえば、「甘美な菓子」という言葉は、甘さがちょうどよくて、すごく美味しいお菓子のことを表しているよ。

そしてもう一つの意味では、何かがとても気持ち良く、うっとりとした気分にさせることを指しているんだよ。例えば、すごく心地よい夢を見たときや、感動的な音楽を聞いたときに感じる気持ちを「甘美」という言葉で表現することができるんだ。それを示すように「甘美な夢」とか「甘美な音楽」というように使われることがあるよ。

また、「甘美」から派生している名詞で「かんびさ」というのがあって、具体的には、何かが「甘美」であるその特徴や状態を指すときに使われる言葉だよ。たとえば、あるお菓子が「甘美」な味を持っている場合、そのお菓子の甘くて美味しい特徴や状態を「かんびさ」として表現することができるんだ。

だから、「甘美」という言葉は、何かがとても美味しいと感じるさまや、心地よさを表しているんだね。

甘美(かんび)の使い方

健太
甘美な音色が聞こえてきたから釣られてきたら、ともこちゃんだったんだね。
ともこ
フルートの練習をしてたの。
健太
とても上手なんだね。
ともこ
ありがとう。コンクールの審査員にもそう言ってもらえるといいんだけどな。

甘美(かんび)の例文

例文
  1. 甘美な夢にひたる。
  2. 甘美なメロディーに酔いしれる。
  3. 勝利の瞬間はいつでも甘美だ。
  4. 甘美な満足感がある。
  5. 抗いがたい甘美な誘惑だった。

甘美の文学作品などの用例

  1. ・・・ような、一種訝かしい甘美な気持が堯を切なくした。 何ゆえそんな空・・・ 梶井基次郎冬の日

  2. ・・・着いた絵葉書のように甘美な思い出にさえなっていた。白い夕立の降り・・・ 太宰治姥捨

  3. ・・・「甘美なる恋愛」の序曲と称する「もののはずみ」とかいうものの実況・・・ 太宰治チャンス

「甘美な気持ち」とは?

甘美」は、「甘美な気持ち」という表現で使われることがあります。

甘美な気持ち」は、うっとりした気分のことをいいます。

二字熟語の博士
「甘美な気持ち」という言葉は、心がとてもうっとりとして、楽しくて幸せな気分を指すんだよ。
助手ねこ
ああ、つまり、ちょっと夢見心地で、心がポワ~ンとなるような気分やんな。

まるでデザート食べてる時のような、甘くてしあわせな感じか!わかるわかる、そんな時あるもんな!

【例文】

  1. この香りは甘美な気持ちにさせてくれる。
  2. 私の心は、甘美な気持ちでいっぱいです。
  3. 甘美な思いに夢見心地になった。
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