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「勘所」の意味と使い方や例文!「勘所を押さえる」とは?(類義語)

勘所の読み方・意味とは?(類義語)

意味

【二字熟語】
勘所

「甲所」「肝所」とも書く。

【読み方】
かんどころ

【意味】
①三味線などで、音調を整えるために指で弦を押さえるところ。つぼ。
②はずすことのできない大事なところ。肝心なところ。急所。

二字熟語の博士
「勘所」という言葉は、元々は三味線のような楽器で音を整えるために弦を押さえるところを指す言葉だったんだよ。

しかし、今ではもう一つの意味として、非常に大切な部分や核心を示す言葉としても使われているんだ。

助手ねこ
ほぉ〜、それは、楽器の「ポイント」や「つぼ」としての意味もあるんやな。

そして、もう一つは、何かを成し遂げるときの「キーポイント」や「大事なところ」って意味もあるんや。うんうん、なんやかんやで、大事なところを押さえることは、どんなことでもめっちゃ重要やな。

【語源・由来】
「勘」は「直感。第六感。」
「所」は「ところ。」
三味線などで、音調を整えるために指で弦を押さえるところという意味から。

【類義語】
つぼ、急所

勘所(かんどころ)の解説

カンタン!解説
解説

「勘所」という言葉には、いくつかの意味があるんだよ。

1つ目の意味は、例えば三味線という楽器でね、音をきれいに出すために、指で弦を押さえる特定の場所のことを指しているんだ。この場所をしっかりと押さえないと、音が出なかったり、変な音が出てしまうこともあるよ。このような大切な場所を「つぼ」とも呼ぶんだ。

2つ目の意味は、物事の中で特に大切なポイントや部分のことを言うんだ。例えば、「勘所を心得た仕事ぶり」というのでは、その人が仕事をする上で一番大切なポイントやコツをしっかりと理解している、という意味で使われているよ。これは、仕事をする時にどこを重点的に取り組むべきか、どこを最も注意深く行うべきかというような、大切なところを押さえていることを示しているんだ。

ちなみに、「勘所」という言葉は、「甲所」や「肝所」というように書くこともあるよ。これらの言葉はみんな、何かの中でとっても大切な部分を指す時に使われるんだ。

だから、「勘所」という言葉は、大切な場所やポイントを表していて、特に楽器の音を整える場所や、物事の中心となる大事な部分を指すことが多いんだね。

勘所(かんどころ)の使い方

健太
ということなんだけど、僕の話を理解できたかな。
ともこ
ちゃんと勘所を押さえた説明で、言いたいことがよく分かったわ。
健太
今の説明で誰でも理解することができるかな。
ともこ
絶対に大丈夫。

勘所(かんどころ)の例文

例文
  1. 監督は、勘所を押さえた演技指導をしてくれる。
  2. 相手に勘所をうまく伝えることができなかった。
  3. 健太くんは掛け算は分かっていないが、勝負の勘所は分かっている。
  4. さすが大手新聞社、勘所を押さえたインタビューだった。
  5. 三味線の音は楽器の質も大事だが、左手の押さえる勘所も大事だ。

「勘所を押さえる」とは?

勘所」は「勘所を押さえる」という表現で使われます。

勘所を押さえる」とは、

①物事の肝心な点をしっかりとらえる。
②三味線などの弦の正しい位置を指で押さえる。

という意味です。

二字熟語の博士
「勘所を押さえる」という表現には、実は2つの意味があるんだよ。一つ目は、物事の最も重要な点や本質をきちんと理解して掴むこと。

もう一つは、三味線のような楽器で、弦の正確な位置を指でしっかりと押さえることを指しているよ。

助手ねこ
ああ、それはつまり、一つは「この問題の本質はここやぞ!」っていう、ポイントをしっかりと掴む感じやな。

そしてもう一つは、文字通り楽器をちゃんと弾くための技術的なことを言うてるわけや。ふ~ん、同じ言葉でも意味がぜんぜんちゃうこともあるんやな。勉強になるわ~。

【例文】

  1. 話の勘所を押さえた答弁でした。
  2. ともこちゃんの話は短かったが、勘所を押さえていた。