緩急の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
緩急
【読み方】
かんきゅう
【意味】
①ゆるやかなことと、急なこと。遅いことと、速いこと。ゆるいことと、厳しいこと。
②差し迫った事態。危急の場合。
そして、もうひとつは「あぶなっ!」って瞬間を言うんやな。それぞれの状態や速度、雰囲気によって使い方が変わるってことやろ。
【語源・由来】
「緩」は「語調を整えるだけの語。特に意味はない。」
「急」は「進行がせかせかと速い。いそぐ。」
【類義語】
メリハリ、オンオフ
緩急(かんきゅう)の解説
「緩急」という言葉は、ゆるやかでゆっくりとしたことと、急激で速いことを表す言葉なんだよ。
例えば、野球のピッチャーが速いボールとゆっくりとしたボールを投げ分けることを想像してみて。そのピッチャーが、バッターを困らせるためにボールの速さを変えたりする技術を持っている時、それを「緩急自在の投球」と言うんだ。
また、「緩急よろしきを得る」という言葉を直訳すると、「緩やかであることと急であることの良いバランスを取る」という意味になる。この言葉は、何かを行う際に、適切なタイミングやペース、リズムを見つけることを指すんだ。例えば、音楽の演奏やスポーツの動き、あるいは仕事の進め方など、さまざまな場面でこの言葉が使われることがあるよ。
さらに、「緩急」という言葉は、差し迫った事態や、緊急の状況を指す意味も持っているんだ。ただ、この意味での「緩」という文字自体は、特に深い意味を持っていないんだ。言葉として調和を持たせるために使われているだけなんだよ。
「一旦緩急あれば、直ちに対応できる態勢」というのは、この中の「緩急あれば」とは、「もし緊急な事態や急な問題が起きたら」という意味になるんだ。つまり、これは「何か急な問題が発生した時には、すぐに対応できるような準備ができている」ということを伝えているんだよ。
だから、「緩急」という言葉は、物事の進行の速さや状況の急変を表すときや、差し迫った状況を指す時に使われるんだね。
緩急(かんきゅう)の使い方
緩急(かんきゅう)の例文
- 緩急よろしきを得る。
- 緩急自在の演奏。
- 緩急をつけたピッチングをする。
- 緩急自在に演奏した。
- 抑揚や緩急が少なく、淡々としている。
緩急の文学作品などの用例
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・・・て行く、そのテンポの緩急が宜しきを得ている。色々の美しいタチング・・・ 寺田寅彦「映画雑感(5[#「5」はローマ数字、1-13-25])」
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・・・ういったようなものが緩急自在な律動で不断に繰り返される。円形の要・・・ 寺田寅彦「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
「緩急をつける」とは?
「緩急」を用いた表現の一つに「緩急をつける」があります。
「緩急をつける」は、速くしたり遅くしたりするという意味です。
つまり、適切なタイミングで速くしたり、ゆっくりとしたりする技術や方法のことを言うんだよ。
または、話をする時に、盛り上げたい部分はテンポ良く話し、大切なところはゆっくりと伝える、みたいな。簡単に言うと、ペースやテンポを変えていくことやね。これが「緩急をつける」ってやつか~。
【例文】
- 緩急をつける投球を身に付けた。
- 緩急をつけてフェイントする。
- 局長に緩急をつける工夫をする。
さらに、非常に緊急な事態や危険な状況を指すこともあるんだ。