慣例の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
慣例
【読み方】
かんれい
【意味】
繰り返し行われて習慣のようになった事柄。しきたり。ならわし。
昔からのやり方や、その土地の特有の習慣、みたいなもんか。みんながやってるから、それが「ならわし」として定着しているってわけやな。
【語源・由来】
「慣」は「いつも繰り返してきた行い。ならわし。」
「例」は「ためし。ならわし。しきたり。いつもどおりの。」
【類義語】
通例、定例、恒例
【対義語】
異例
慣例(かんれい)の解説
「慣例」という言葉は、長い間にわたって何度も何度も繰り返されてきた行動や習慣を指すんだよ。
例えばね、お正月に門松を飾ることや、卒業式には卒業証書をもらうことなど、昔からずっと続いている行事や習慣があるよね。これは、何度も繰り返されているから、もうみんなにとっては当たり前のこととなっているんだよ。そういうことを「慣例」と呼ぶんだ。
「慣例行事」という言葉は、長い間繰り返されてきて、その地域や団体、家族などの中で定着している行事やイベントのことを指すんだよ。たとえば、日本には「七五三」や「成人式」など、特定の年齢で行われる行事があるよね。これらは、長い間日本の文化の中で繰り返されてきたもので、多くの人々がこれらの行事を経験してきたんだ。他にも、学校で毎年行われる運動会や文化祭、会社や団体が毎年行う新年会や忘年会なども「慣例行事」と呼べる。
また、「慣例に従う」という言葉は、このような長い間の習慣や慣習に基づいて行動することを示しているよ。これは、新しい方法や考え方を試すのではなく、古くからのやり方を守る、という意味が強いんだ。
だから、「慣例」という言葉は、長い歴史を持ち、多くの人々によって繰り返されてきた行動や習慣のことを指すんだね。
慣例(かんれい)の使い方
慣例(かんれい)の例文
- 慣例を破った健太くんの行動が問題視されている。
- どうすれば良いか迷った時は慣例に従うことにしている。
- 日本では、正月に子供にお年玉をあげるのが慣例になっている。
- 本書では、慣例に拠り表記してあります。
- 慣例として晩餐会には大統領も参加することになっている。
慣例の文学作品などの用例
-
・・・るのは、余程前からの慣例ですぜ。」 僕は当惑した。考えて見ると、・・・ 芥川竜之介「MENSURA ZOILI」
「慣例に倣う」とは?
「慣例」は、「慣例に倣う(かんれいにならう)」という表現で使われることがあります。
「慣例に倣う」の「倣う」とは、「習う」と同語源で、「すでにあるやり方、例をまねて、そのとおりにする。手本としてまねをする。」という意味です。
「慣例に倣う」とは、しきたりのとおりにするという意味です。
つまり、先人たちがやってきた方法ややり方をそのまま受け継ぐという意味があるんだよ。
例えば、お盆にお墓参りするみたいな、昔からのしきたりを守る感じやろ。古くからの方法や風習を守って、それを大事にするんやな。
【例文】
- 慣例に倣って祭を執り行う。
- 慣例に倣って、例外は認めない。
- この急激に変化する時代に慣例に倣ってばかりいては、世界から取り残されてしまう。