関与の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
関与
【読み方】
かんよ
【意味】
ある物事に関係すること。
例えば、サッカーの試合で、得点した選手とアシストした選手とか、両方が「得点に関与してる」ってことやろ。ちょっと関わってる、ってことやな。
【語源・由来】
「関」は「つながりを持つ。かかわる。」
「与」は「かかわりができる。あずかる。」
【類義語】
与る、かかずらう
【対義語】
ノータッチ、傍観、見物、無関係、座視
関与(かんよ)の解説
「関与」という言葉は、何かの出来事や物事に関わる、つまりその出来事や物事と自分との関連性や関りを示す言葉なんだよ。
この言葉は、ただの傍観者としている状態とは違うんだ。これはもっと積極的な関わりを持つことを示していて、その出来事や物事に一定の影響を持つ、または持ち得る状態を示しているんだよ。
例えば、クラスのみんなで学園祭の準備をしていて、君がゲームのブースを考えたり、具体的なルールを作ったりしたら、君は「学園祭のゲームブースの準備に関与している」と言えるんだ。これは、君がそのゲームブースの準備や内容に直接的に関わって、何かしらの影響や貢献をしているということを意味するよ。
また、「事件に関与する」というのは、その事件に関わる何らかの行動や役割があったことを指している。もしその事件で何か悪いことをした人がいれば、その人は「事件に関与した」と言われるかもしれないね。さらに、「国政に関与する」では、国の政治の運営や決定に一定の役割を果たしているという意味だよ。これは、政治家や役人、またはその他の関係者が国政の意思決定や活動に参加しているときに使われる表現だね。
だから、「関与」という言葉は、ある出来事や物事に積極的に関わっていること、そしてそれに一定の影響や貢献を持っている状態を示す重要な言葉なんだよ。
関与(かんよ)の使い方
関与(かんよ)の例文
- 容疑者は、事件への関与をほのめかしました。
- 彼はテロへの関与が疑われ、拘束されています。
- ともこちゃんはその裏取引に関与していたという。
- 市長は談合への関与を否定したというニュースが流れた。
- 地球温暖化対策には、先進国だけでなく発展途上国の関与も必要です。
関与の文学作品などの用例
「関与」と「関連」「関係」の違いを解説
「関与」に似ている語に「関連(かんれん)」「関係(かんけい)」があります。
「関与」と「関連」の違いは?
「関連」は、「ある事柄と他の事柄との間につながりがあること。連関。」という意味です。
「関与」は、かかわることを言います。
対して「関連」は、複数の事柄の間につながりがあることをいうので意味が違います。
一方、「関連」は、二つ以上の事柄が何らかのつながりや関係を持っていることを意味するんだ。
対して、「関連」は、AとBがなんか関係してるってことやけど、直接手を出してるわけやないんやな。AとBがどっかでつながってる、友達の友達みたいな感じやろ。違いがよー分かったわ!ありがとう、博士!
「関与」と「関係」の違いは?
「関係」は、
①二つ以上の物事が互いにかかわり合うこと。また、そのかかわり合い。
②あるものが他に対して影響力をもっていること。また、その影響。
③人と人との間柄。また、縁故。
④性的に交わること。
⑤(他の名詞の下に付いて)その方面。そういう領域。
という意味です。
「関与」も「関係」も、関わることをいいます。
しかし「関係」は、「複数の物事との関わり合い、影響力をもつこと、縁故、性的な交わり、その方面や領域。」という幅広い意味がある点が「関与」と違います。
対照的に、「関係」はより幅広い意味を持ち、物事や人と人の間の各種の繋がりや影響、関連性を指すんだ。
対して、「関係」は、あれやこれやと色々なつながりがあるんやな。友達や家族、仕事なんかも含まれてるで。それに、影響力もあるんやな。一言で言うなら、自分がどれくらいその事に「関わってるか」で「関与」と「関係」が違うってことやな。よー分かったわ。