過少の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
過少
【読み方】
かしょう
【意味】
少なすぎるさま。
たとえば、お腹が空いてるのに、おにぎり一つしかなかったら、「過少」やってことやね。もうちょっと食べ物がほしいな、って思う時のあの感じやな。
【語源・由来】
「過」は「ある範囲や基準をこえる。」
「少」は「すくない。すこし。わずか。」
【類義語】
僅少、極小
【対義語】
過多
過少(かしょう)の解説
「過少」という言葉は、物事や数が必要な量や期待される数よりも実際には少なすぎるというさまを示す言葉なんだよ。
たとえばね、町に新しくできた公園で遊びたい子供たちがたくさんいるのに、遊具が1つしかないとすると、その遊具の数は「過少」だと言えるんだ。これは、子供たちの期待や必要とする数よりも、実際には少なすぎるという状態を示しているんだよ。
「人口が過少な地域」では、その地域の人口が、普通や期待されるよりも少ないということを表しているんだ。これは、その地域で生活するための基本的なサービスや施設が充分に提供されていないか、あるいは他の地域に比べて人々があまり住んでいないという状態を示しているね。
反対の言葉として「過多」があるよ。これは、何かが多すぎるという意味で、必要な量や期待される数よりも実際にはたくさんあるという状態を表すんだ。
だから、「過少」という言葉は、何かが期待や必要な量に比べて少なすぎるときに使われる表現なんだね。
過少(かしょう)の使い方
過少(かしょう)の例文
- ここは人口の過少地域です。
- 肉の過剰摂取、穀物の過少摂取は、健康負荷や環境負荷が大きい。
- 過少需要・過剰供給をデフレ構造という。
- 昨年の死亡者数を見ると、平年より過少死亡だった。
- 天候が荒れると漁が中止となり、過少供給になる。
過少の文学作品などの用例
-
・・・響力がフィルムの上で過少評価されているという事実があげられたくら・・・ 宮本百合子「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
「過少」と「過小」の違いを解説
「過少」と同じ読み方の語に「過小」があります。
「過小」は「小さすぎるさま。小さすぎて実際と合わないさま。」という意味です。
「過大」の対義語で、「過小評価」のように、主に、はっきりとした基準がないものに対して使います。
対して「過少」は、「過多」の対義語で、少なすぎるようすをいい、主に、はっきりとした基準があるものに対して使います。
対照的に、「過小」という言葉は、評価やサイズが本来あるべきものよりも小さく評価される、あるいは考えられるさまを指す。例えば、人の能力や物の価値を、それよりも低く評価することを「過小評価」と言ったりするね。
一方、「過小」は、なんかを実際よりも「小さく見る」ってことやな。なんかの能力や大きさを、実際よりちっちゃく考える時に使うんやな。ちょっとややこしいけど、この違い、分かったで!
要するに、必要な量よりも足りない、という状態を表しているんだ。