姉妹サイト「ことわざ・慣用句の百科事典」はこちら

「脱落」の意味と使い方や例文!「欠落」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
脱落

【読み方】
だつらく

【意味】
①ぬけおちること。特に、文章中の必要な語句・文字がぬけること。
②ついてゆけなくなって、仲間からとりのこされること。落伍。

【語源・由来】
「脱」は「ぬかす。ぬけおちる。」
「落」は「抜けて、なくなる。基準に達しないで外れる。」

【類義語】
失格、落第、落ちこぼれ

【対義語】
生存、付着

脱落(だつらく)の使い方

ともこ
健太くん。がんばれ。
健太
ここで負けたらトップ争いから脱落することになるよ。それだけは避けたい。
ともこ
あきらめないで。まだ勝機はあるわよ。
健太
試合終了の時まであきらめないぞ。

脱落(だつらく)の例文

  1. 事故の原因は、ボルトが脱落していたからだ。
  2. 過剰債務に陥った企業の息切れや脱落が倒産件数を押し上げる。
  3. 国内では、かつての中間層から脱落した貧困層が増えている。
  4. 仲間が次々と脱落する中で、健太くんは最後に残った3名のうちの1人になった。
  5. ニホンジカは三歳くらいで枝角が角化して完成し、やがて脱落する。

「脱落」と「欠落」の違いは?

脱落」に似ている語に「欠落」があります。

欠落」とは、「かけおちること。あるべきものがぬけていること。また、そのもの。」という意味です。

欠落」も「脱落」も、必要なある部分が欠け落ちていることをいいます。

しかし「脱落」は、文章中の必要な語句・文字がぬけることをいうことが多いです。

また、ついてゆけなくなって、仲間からとりのこされることという意味で使われます。

対して「欠落」は、人間の精神に関することなど抽象的な事柄に対して使われることが多いです。