「過程」の意味と使い方や例文！「課程」との違いは？（類義語）

過程の読み方・意味とは？（類義語）

【二字熟語】
過程

【読み方】
かてい

【意味】
物事が変化し進行して、ある結果に達するまでの道筋。プロセス。

「過程」という言葉は、物事が始まってから終わるまでの間に進行する一連の流れやステップを指すんだよ。

別の言い方をすると、それは「プロセス」とも言える。

なるほどな。それは「物事がどういうステップを踏んで進んでいくか」の流れのことやな。

例えば、お料理するときの手順とか、プロジェクトの進行ステップとか、そんなもんを指すんやな。ちゃんと順番にやって、最後の結果にたどり着くまでのことやね。

【語源・由来】
「過」は「通りすぎる。」
「程」は「ある範囲を一定の長さ・分量で一区切りずつにしたもの。また、道のり。道筋。」

【類義語】
経緯、いきさつ、顛末

過程（かてい）の解説

カンタン！解説

「過程」という言葉は、何かが始まってから終わるまでの各ステップや段階を指すんだよ。別の言い方をすると、それは「プロセス」っていうこと。物事がどのように変わっていくのか、どんな手順で進んでいくのかを表すときにこの言葉を使うんだ。

例えば、「進化の過程」という表現があるよね。これは、生物が長い時間をかけて少しずつ変わって、今の形になったまでの各段階やステップを指しているんだ。最初は単純な生物から始まって、時間がたつにつれて複雑な生物が出てくるというような変化があるわけだよ。

このように、過程はスタートからゴールまでの「道のり」や「流れ」を考えるときに使う便利な言葉だよ。たとえば、料理をするときには「材料を切る→炒める→煮る」といった過程があるよね。また、学校でテストに向けて勉強するときは、「予習→復習→模試を解く→分からないところを調べる」といった過程を経て、最終的にテストに挑むことになる。

だから、「過程」っていうのは、物事がどう進行して、最終的にどんな結果になるかを理解するためにとても重要な概念なんだよ。何かを達成するためや理解するためには、その過程をしっかりと把握することが大事だね。

過程（かてい）の使い方

この絵は人間の進化の過程ね。

すごく変化したよね。これからも変化していくのかな。

そういえば、最近、顔が小さくて手足が長い日本人が増えているわよね。

手足がむちゃくちゃ長い人間に進化するのかな。だんだん火星人のイメージに近づいてくね。

過程（かてい）の例文

1. 子供の成長の過程を日記に記録しています。
2. 候補者の選考過程の透明化を図る。
3. この料理は、調理の過程で偶然できたものなんです。
4. このブースでは、プラスチックを回収し再利用されるまでの過程を紹介しています。
5. 文化祭は当日よりも準備過程が楽しいんだ。

過程の文学作品などの用例

1. ･･･剰筆』の視力を失った過程を述ぶるにあたっても、多少の感慨を洩らし･･･ 内田魯庵「八犬伝談余」

2. ･･･時代と考うるさえその過程の長いことは、かの他の動物に於けるとは比･･･ 小川未明「男の子を見るたびに「戦争」について考えます」

3. ･･･自分の如きもその過程をとった一人であった。　上述の如く倫理学の研･･･ 倉田百三「学生と教養」

「過程」と「課程」の違いを解説

「過程」と同じ読み方の語に「課程」があります。

「課程」とは、学校などで、一定期間に割り当ててさせる学習・作業の範囲・順序という意味です。

「過程」は、プロセスのことをいいます。

対して「課程」は、学習・作業の範囲・順序をいい、学校以外では使われません。

「課程」と「過程」は、同じ読み方ですが意味が違います。

「過程」と「課程」は、よく似ている言葉だけど、意味はちょっと異なるんだ。「過程」は物事が変わったり進展したりするときの、始まりから終わりまでの流れやプロセスを意味するんだ。

一方、「課程」は学校や教育機関での学びの進行順序や内容を指す言葉だよ。

あー、なるほどな。つまり、「過程」は、例えば料理をするときの材料を切って炒めて煮るっていう手順や、プロジェクトが始まって終わるまでの流れみたいなもんやな。

それに対して、「課程」は、学校で1年生から卒業するまでに勉強する内容や順番のこと。学校の時間割や、何をいつ勉強するか、っていうのを指すんやね。ほんまに、ちょっとだけ似てるけど、しっかりと違いがあるんやな。