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「敬愛」の意味と使い方や例文!「尊敬」「親愛」「恋愛」との違いは?(類義語・対義語)

敬愛の読み方・意味とは?(類義語・対義語)

意味

【二字熟語】
敬愛

【読み方】
けいあい

【意味】
尊敬し、親しみの心を持つこと。

二字熟語の博士
「敬愛」という言葉は、深い尊敬の気持ちと、親しみや愛情を持っている状態を表しているんだよ。

これはただ尊敬するだけではなく、その人に対して暖かい感情も抱いていることを意味しているんだ。

助手ねこ
ああ、そういうことか。つまり、「敬愛」ってのは、えらい人を尊敬するだけやなくて、その人のことを好きになって、心から慕うって感じやな。

先生やおじいちゃん、おばあちゃんみたいに、尊敬してる上に、ほんまに大好きって思ってる人に対して使う言葉やね。やっぱり、心から尊敬できる人は、自然と好きにもなるもんやな。

【語源・由来】
「敬」は「身を引き締めてうやうやしくする。うやまう。」
「愛」は「かわいがりいつくしむ。思いこがれる。いとおしいと思う気持ち。」

【類義語】
尊敬、敬意

【対義語】
軽蔑、侮蔑

敬愛(けいあい)の解説

カンタン!解説
解説

「敬愛」という言葉は、人を尊敬する気持ちと、その人のことをとても好きだと感じる心を一緒に持つことを意味しているんだよ。つまり、その人のことをとても尊重して、同時に親しい感じや愛情のようなものを感じるということなんだ。

例えば、「敬愛の念」という言葉を使う時は、誰かに対してとても敬意を持っていると同時に、その人にとても親しみを感じている状態を表しているんだ。それは、ただ尊敬するだけでなく、その人のことを特別に思っていることを示しているんだよ。

また、「敬愛する恩師」という言葉は、自分の先生のことを、ただ好きだけじゃなくて、本当に尊敬していて、その先生からたくさんのことを学んで、感謝しているという気持ちを表しているんだ。

だから、「敬愛」という言葉は、誰かを尊敬することと、その人に親しみや愛情を感じることを合わせて表現するときに使うんだね。

敬愛(けいあい)の使い方

ともこ
健太くんは本当に空手の師匠を敬愛しているのね。
健太
強い敬愛の念を抱いているんだよ。
ともこ
師匠が年老いて弱くなっても変わらない?
健太
不変だよ。

敬愛(けいあい)の例文

例文
  1. あそこにいるのは敬愛する先輩です。
  2. 健太くんに、敬愛の念を抱く。
  3. ともこちゃんは、敬愛する友です。
  4. 学生が敬愛する校長先生です。
  5. 健太くんは両親を深く敬愛しています。

敬愛の文学作品などの用例

  1. ・・・れば、いよいよ互いに敬愛の念がみなぎり返るのであるが、ままならぬ・・・ 伊藤左千夫隣の嫁

  2. ・・・私は日蓮をいかばかり敬愛するかしれない。凡庸の師をも本師道善房と・・・ 倉田百三学生と先哲

  3. ・・・男が、むしろ讃称され敬愛される的となって篇中に現われて居るのを発・・・ 幸田露伴馬琴の小説とその当時の実社会

「敬愛」と「尊敬」「親愛」「恋愛」の違いを解説

敬愛」に似ている語に「尊敬(そんけい)」「親愛(しんあい)」「恋愛(れんあい)」があります。

「敬愛」と「尊敬」の違いは?

尊敬」は、
①その人の人格をとうといものと認めてうやまうこと。その人の行為・業績などをすぐれたものと認めて、その人をうやまうこと。
②文法で、聞き手や話題の主、また、その動作・状態などを高めて待遇する言い方。

という意味です。

敬愛」も「尊敬」も、相手を尊敬するという意味は同じです。

しかし、「尊敬」は、尊びうやまうことをいい、「敬愛」のような親しみという意味がない点が違います。

二字熟語の博士
「敬愛」と「尊敬」は、どちらも人に対する尊敬の感情を表す言葉だけれど、少し違いがあるんだよ。「敬愛」は、その人を尊敬し、さらに親しみを感じることを意味するんだ。つまり、尊敬だけではなく、愛情や親近感も含まれる言葉なんだよ。

対して、「尊敬」は、その人の人格や行動を高く評価し、敬うことを示す言葉だ。こちらは単純に敬意を表していて、必ずしも親しみを含まないんだ。

助手ねこ
おお、それやったら、「敬愛」ってのは、ただ尊敬するだけやなくて、その人に親しみも感じるってことやな。たとえば、先生を尊敬するのと同時に、親のように慕う感じか。

対して、「尊敬」はもっとストレートに、ええなと思う人を高く評価するってことやな。たとえば、すごい政治家や偉大なアーティストを尊敬するようなもんやな。要するに、敬愛は心が温かくなる感じの尊敬やけど、尊敬はもっと純粋に「すごい!」って感じやね。

「敬愛」と「親愛」の違いは?

親愛」は、「人に親しみと愛情をもっていること。また、そのさま。」という意味です。

親愛」は、人に親しみの感情を持っていることをいい、「敬愛」のように、うやまうという意味を含まない点が違います。

二字熟語の博士
「敬愛」と「親愛」は、どちらも人に対する感情を表す言葉だけれど、その感じ方に違いがあるんだよ。「敬愛」は、人を尊敬し、同時に親しみを感じることを意味しているんだ。この言葉は、特に尊敬する人に対して使われることが多いんだ。

一方で、「親愛」は、人に対する親しみや愛情を強調している言葉で、親しい友人や家族などに使うことが多いんだ。

助手ねこ
なるほどな〜、じゃあ、「敬愛」っていうのは、先生とか尊敬する人に「すごいなあ」と思って、心から親しみを感じるみたいな感じやな。

それに対して、「親愛」はもっと身近な人に、「大好きやで!」って感じで使うんやな。友達や家族みたいな、心から愛情を感じる人にぴったりの言葉やな。やっぱり、同じ「愛」を持ってても、どんな感情かによって言葉が変わるんやね。

「敬愛」と「恋愛」の違いは?

恋愛」は、「特定の人に特別の愛情を感じて恋い慕うこと。また、互いにそのような感情をもつこと。」という意味です。

敬愛」は、尊敬し、親しみの心を持つことをいい、「恋愛」は、特別な愛情をいうので意味が違います。

二字熟語の博士
「敬愛」ってのは、誰かを尊敬して、同時に親しみを感じることを指すんだ。たとえば、先生や目標とする人に対して使う言葉だね。

一方、「恋愛」は特定の人に対して特別な愛情を感じること。これは恋人や好きな人に対して使われる言葉で、恋する気持ちを表しているんだよ。

助手ねこ
ああ、なるほどな。「敬愛」ってのは、えらい人とか、めっちゃ尊敬する人に対する尊敬と親しみやな。

一方、「恋愛」っていうのは、特別な誰かに「ドキドキするわ~、好きやわ~」って感じの、恋する心のことやな。恋人や好きな人に向けるあのキュンキュンする気持ちやろ。だから、「敬愛」は尊敬と親しみやけど、「恋愛」はもっとドキドキする特別な愛情やね。

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