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「敬意」の意味と使い方や例文!「敬愛」「尊敬」「感謝」との違いは?(類義語・対義語)

敬意の読み方・意味とは?(類義語・対義語)

意味

【二字熟語】
敬意

【読み方】
けいい

【意味】
尊敬する気持ち。

二字熟語の博士
「敬意」という言葉は、他人を尊敬する気持ちを表すんだよ。

これは、相手を大切に思うことや、その人の価値や立場を認めていることを示しているんだ。

助手ねこ
あぁ、そやな。つまり、「人を大切に思って、ええなって感じること」ってことやな。

人のいいところを見て、「すごいなぁ」とか「えらいなぁ」と思うことや。これは、人と人との間にある大切な心のつながりやな。

【語源・由来】
「敬」は「身を引き締めてうやうやしくする。うやまう。」
「意」は「心の中の思い。気持ち。考え。」

【類義語】
尊敬、敬愛

【対義語】
軽蔑、侮蔑

敬意(けいい)の解説

カンタン!解説
解説

「敬意」という言葉は、他の人を尊敬する気持ち、つまり、その人の良いところや偉大なところを見て、大事に思う心のことを言うんだよ。

たとえばね、「敬意を表する」という表現は、自分の尊敬する気持ちを他の人に見せることを意味しているんだ。例えば、先生やおじいちゃん、おばあちゃんに対して、おじぎをするとか、優しい言葉をかけるとか、そういう行動で「あなたを尊敬しています」という気持ちを表しているんだ。

また、「敬意を払う」というのは、尊敬する人に対して、その尊敬の気持ちを実際に行動で示すこと。たとえば、大事な人が話しているときは、じっと聞いて、真剣に話を聞くとか、助けを求められたら手伝うとか、そういうことをして、尊敬していることを示すんだよ。

そして、「敬意をこめる」とは、何かをするときに、その行動に尊敬の気持ちを込めることを言うんだ。例えば、誰かのためにプレゼントを選んだり、手紙を書いたりするときに、その人への尊敬の気持ちを込めて丁寧にすること。これも、敬意を示す一つの方法なんだよ。

だから、「敬意」という言葉は、人を大切に思い、尊敬する心を示す言葉なんだね。

敬意(けいい)の使い方

健太
ともこちゃん好きだ―。
ともこ
百回目よ。お付き合いすることはできません。
健太
それでも好きだー。
ともこ
健太くんの粘り強さには敬意を表するわ。

敬意(けいい)の例文

例文
  1. 目上の人には敬意を払うべきです。
  2. 深い敬意を表する。
  3. 大統領夫妻に敬意を表して晩餐会を開く。
  4. 川に飛び込んで子供を救った、彼の勇気に敬意を表したい。
  5. ともこちゃんに敬意を表して、乾杯。

敬意の文学作品などの用例

  1. ・・・子先生も滔滔と蛇笏に敬意を表していた。句もいくつか抜いてあった。・・・ 芥川竜之介飯田蛇笏

  2. ・・・の切れるのに、大いに敬意を表していた。保吉はまた電燈の明るいのが・・・ 芥川竜之介魚河岸

  3. ・・・れども君の小説戯曲に敬意と愛とを有することは必しも人後に落ちざる・・・ 芥川竜之介久保田万太郎氏

「敬意」と「敬愛」「尊敬」「感謝」の違いを解説

敬意」に似ている語に「敬愛(けいあい)」「尊敬(そんけい)」「感謝(かんしゃ)」があります。

「敬意」と「敬愛」の違いは?

敬愛」は、「尊敬し、親しみの心を持つこと。」という意味です。

敬意」も「敬愛」もうやまうことをいいますが、「敬愛」に親しみの心という意味が含まれる点が違います。

二字熟語の博士
「敬意」という言葉は、他人を尊敬する気持ちを意味しているんだ。人に対して敬う心を持つことを表しているよ。

一方、「敬愛」という言葉は、尊敬するだけでなく、親しみや愛情を感じることを表しているんだよ。ただ尊敬するだけじゃなく、その人のことを深く好きになる気持ちが含まれているんだ。

助手ねこ
へぇ~、そういうことかい。じゃあ、「敬意」は、「あの人、えらいなぁ」って感じで尊敬することやね。

でも、「敬愛」はもっと深いんや。「あの人、えらいし、めっちゃすきやわ」っていう感じやな。尊敬する上に、心から好きっていう感情も入ってるんやな。まぁ、先生とか、好きな芸能人とかに感じる気持ちかいな。敬意も敬愛も、どっちも人を大事に思うことやけど、愛情の深さがちょっと違うんやね。

「敬意」と「尊敬」の違いは?

尊敬」は、
①その人の人格をとうといものと認めてうやまうこと。その人の行為・業績などをすぐれたものと認めて、その人をうやまうこと。
②文法で、聞き手や話題の主、また、その動作・状態などを高めて待遇する言い方。

という意味です。

尊敬」も「敬意」もうやまうことをいいます。

しかし、「敬意」は、他人をうやまう気持ちを表します。対して「尊敬」は、他人をうやまう気持ちになることを言う点が違います。

二字熟語の博士
「敬意」と「尊敬」は、どちらも人をうやまう意味を持っているけれど、少しニュアンスが違うんだ。「敬意」は、尊敬の気持ちそのものを指す言葉だ。

一方で、「尊敬」は、その人の人格や業績をとても価値あるものとして認め、深い敬意を表すことを指しているんだ。また、「尊敬」は文法の用語としても使われるよ。これは、話し手が聞き手や話題の主などに対して、敬う気持ちを表す言い方をすることを指しているよ。

助手ねこ
なるほどなあ。「敬意」っていうのは、そもそもの「尊敬する気持ち」そのものやな。

でも、「尊敬」っていうのは、その人のすごいところ、ええところをちゃんとわかって、心から「えらいなあ」と思うことやな。たとえば、先生の知識や経験を尊敬するとか、アスリートの成績や努力を尊敬するとかやろ?あと、話の時に普通の話し方とはちょっと違って、人を特別にえらいと思って、敬う気持ちを込めて話すやり方のことも言うんやね。そう考えると、「敬意」より「尊敬」の方が、もっと深い気持ちがあるんやな。

「敬意」と「感謝」の違いは?

感謝」は、「ありがたいと思う気持ちを表すこと。また、その気持ち。」という意味です。

敬意」は、うやまう気持ちをいいます。対して「感謝」は、ありがたいと思う気持ちをいうので意味が違います。

二字熟語の博士
「敬意」という言葉は、人に対して抱く尊敬の気持ちを表しているんだ。これは、相手の能力や性格、行いなどに対する敬う心を意味しているよ。

一方で「感謝」とは、人からの親切や助けを受けた時に、心から感謝する気持ちを表しているんだ。誰かがしてくれたことに対して、ありがたいと思う気持ちを示す言葉だね。

助手ねこ
ほな、「敬意」ってのは、人のすごいところとかええところを見て、その人を尊敬する気持ちやな。たとえば、先生がえらい勉強してるのを見て、「すごいなぁ」と思う感じやね。

そして、「感謝」ってのは、誰かに助けられたり、何かいいことしてもらった時に、「ありがとう」と思う気持ちやな。おかんがご飯作ってくれたら、「ありがとなぁ」と思うみたいなもんやろ。つまり、敬意は尊敬すること、感謝はありがとうって思うことやな。