経過の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
経過
【読み方】
けいか
【意味】
①時間が過ぎること。
②ある時間内の物事の進行・変化のぐあい。成り行き。
③ある場所・段階を通りすぎること。
④小さな天体が大きな天体の前面を通過する現象。
おまけに星とかが他の星の前を通るのも「経過」っていうんや。ほんまにいろんな使い方ができる言葉やな。
【語源・由来】
「経」は「通り過ぎる。へる。」
「過」は「通り過ぎる。」
【類義語】
成り行き
【対義語】
結果
経過(けいか)の解説
「経過」という言葉には、いくつかの意味があるんだよ。
まず一つ目は、時間がどんどん過ぎていくことを言うんだ。「10年の歳月が経過した」っていうときは、10年という長い時間が流れたことを表しているんだね。
次に、二つ目の意味は、何かが進んでいく過程や、どのように変わっていくかを示すんだ。例えば、「手術後の経過は良好」というときは、手術を受けた後の人の体の変化や回復の状態が良いということを言っているんだよ。また、「試合の途中経過」は、試合がどう進んでいるかを示しているんだね。
三つ目の意味は、ある場所や段階を通り過ぎることを言うんだ。例えば、「即是れ人類の当に経過すべき階級なり」〈福沢・文明論之概略〉 という文章は、人類が通り過ぎるべき特定の段階や状態について話しているんだよ。
最後、四つ目の意味は、天文学で使われる言葉で、小さな天体が大きな天体の前を通過する現象を指すんだ。たとえば、月が太陽の前を通ることを日食と言うけど、これも「経過」という言葉で表せるんだよ。
だから、「経過」という言葉は、時間の流れや物事の進行の様子、場所や段階を通り過ぎること、そして天体が他の天体の前を通る現象など、さまざまな意味を持っているんだね。
経過(けいか)の使い方
経過(けいか)の例文
- 術後の経過は良好ですと医師に言われました。
- 試合の途中経過をネットで確認する。
- 卒業して五年の歳月が経過した。
- 悲しみは時の経過とともに消えていくものだ。
- 然しこの煩悶を経過しないと自分の存在を生涯悟ることが出来ないのです(漱石)
経過の文学作品などの用例
「経過報告」とは?
「経過」は、「経過報告(けいかほうこく)」という表現で使われることがあります。
「経過報告」とは、物事の進行・変化のぐあいなどを報告することをいいます。
例えば、プロジェクトの進行状況や、誰かの健康状態の変化など、進んでいる状況を詳しく説明することなんだ。
つまり、何かがどんな風に進んでるか、どんな変化があったかを、ちゃんと報告することやね。これがあると、みんなが安心して物事の様子を把握できるわけやな。
【例文】
- これまでの経過報告を上司にする。
- 調査の経過報告を会議の場で行った。
- 今日、健太くんから経過報告があるものと思われます。
三つ目は、何かが特定の場所や段階を通り過ぎること。最後の四つ目は、天文学で使われる用語で、小さい天体が大きな天体の前を通過する現象を指すんだよ。