継承の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
継承
【読み方】
けいしょう
【意味】
前代の人の身分・仕事・財産などを受け継ぐこと。承継。
まるでバトンを次の走者に渡すみたいやね。一代で終わらせずに、次の世代にしっかりと引き継ぐって大切なことやな。これは、家族や社会のつながりを強くする大事な仕組みやね。
【語源・由来】
「継」は「あとを受けつぐ。」
「承」は「前のものを受け継ぐ。」
【類義語】
派生、踏襲、禅譲、承継
【対義語】
断絶、革新、革命
継承(けいしょう)の解説
「継承」という言葉はね、おじいちゃんやおばあちゃん、お父さんやお母さんなど、前の世代の人たちがもっていた大切なものや仕事、お金や家などを、次の世代の人が引き継ぐことを指すんだよ。
例えば、「伝統芸能を継承する」というときは、長い間、ずっと前から続いている特別な芸能、たとえば日本舞踊や能楽みたいなものを、今の世代の人が学んで、これからも続けていこうとすることを言うんだ。これは、大切な文化や技術を失わないようにするために、昔からの方法や技を、新しい世代が引き継ぐっていう意味があるんだよ。
また、「王位継承」という言葉は、国の王様や女王様の地位や権力を、親から子供に渡すことを言っているんだ。これは、国を治める重要な仕事が、家族の中で次の人に引き継がれることを意味しているんだよ。
だから、「継承」という言葉は、大切なものや役割を、前の世代から新しい世代へ渡していくという意味があるんだね。
継承(けいしょう)の使い方
継承(けいしょう)の例文
- むごい戦争体験を絶やさず継承していかなければならない。
- 彼は、来年王位を継承することになっている。
- この技術を後世に継承していくことが私の使命です。
- 皇位継承権をめぐって争いが勃発した。
- 伝統芸能を継承することは、並大抵の覚悟ではできない。
継承の文学作品などの用例
「継承」と「承継」の違いを解説
「継承」に似ている語に「承継」があります。
「承継」とは、「前の代からのものを受け継ぐこと。継承。」という意味です。
「継承」も「承継」も、前の代から受け継ぐことをいいます。
しかし「継承」は、身分や財産など具体的なものを受け継ぐ意味で使われることが多いです。
対して「承継」は、抽象的なものも含めすべて受け継ぐ意味で使われることが多いです。
一方で「承継」はもう少し広い意味で、前の代から何かを受け継ぐこと全般を言うんだよ。
それに対して、「承継」はもっと幅広いんやな。会社とか団体で、前の人がやってたことを後の人が引き継ぐって感じか。ふむふむ、似てるけど、ちょっと意味が違うんやな。
つまり、親から子へ、または先代から次代へと、大切なものや役割を渡すことを意味しているんだよ。