姉妹サイト「ことわざ・慣用句の百科事典」はこちら

「劣悪」の意味と使い方や例文!「粗悪」「劣等」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
劣悪

【読み方】
れつあく

【意味】
性質・状態などがひどく劣っていて悪いこと。また、そのさま。

【語源・由来】
劣っていて悪い意。

【類義語】
低質、劣等、不良、粗製、悪質

【対義語】
優良、精巧、良質、純良

劣悪(れつあく)の使い方

健太
もうすぐ冬だね。
ともこ
今年は寒さが厳しくなるんですって。
健太
被災地の人たちは、劣悪な生活環境の下で暮らしているのに、さらに過酷になるね。
ともこ
こういう時こそ税金を存分に使って改善してほしいわよね。

劣悪(れつあく)の例文

  1. 劣悪な労働条件だ。
  2. 劣悪な環境を改善する。
  3. 劣悪な環境下では感染症が蔓延しやすい。
  4. 線路状況が劣悪で、よく脱線する。
  5. 劣悪な環境で練習している割に強い。

「劣悪」と「粗悪」「劣等」との違いは?

」に似ている語に「粗悪(そあく)」「劣等(れっとう)」があります。

「劣悪」と「粗悪」の違いは?

粗悪」は、「粗末で質が悪いこと。また、そのさま。」という意味です。

劣悪」は、性質、状態、内容などが悪いことをいいます。

対して「粗悪」は、品質が粗末で悪いことをいう点が違います。

「劣悪」と「劣等」の違いは?

劣等」は、「等級・程度などが水準より劣っていること。また、そのさま。」という意味です。

劣悪」も「劣等」も、普通より劣っていることという意味です。

劣悪」は、内容、状態、性質などが、他よりひどく悪い場合を客観的にとらえた表現です。

対して「劣等」は、等級をつけられるもので、かつ、劣っているものをいいます。

また、「劣等」は、侮蔑や自嘲のニュアンスを含みます。