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「奏功」の意味と使い方や例文!「成功」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
奏功

【読み方】
そうこう

【意味】
功を奏すること。事の成就すること。

【語源・由来】
「奏」は「なす。なしとげる。」「功」は「ききめ。はたらき。しるし。」

【類義語】
成功、大成、達成

奏功(そうこう)の使い方

健太
父さんの会社の経営が一時期危うかったんだ。
ともこ
もう大丈夫なの?
健太
徹底的なコストカットが奏功して、なんとか持ち直したんだよ。
ともこ
健太くんのためにも雇用されている人たちのためにも良かったわね。

奏功(そうこう)の例文

  1. 奇襲作戦が奏功する。
  2. 路線転換が奏功し、業績が上向いた。
  3. 好立地が奏功して、OPEN初日からにぎわっています。
  4. ワクチン接種が奏功して、感染症蔓延は収束した。
  5. 献身的な介護が奏功し、奇跡的に回復した。

「奏功」と「成功」の違いは?

奏功」に似ている言葉に「成功」があります。

成功」は
①目的を達成すること。事業などをなしとげること。
②転じて、地位や富を得ること。
③事業を成就した功績。

という意味です。

奏功」「成功」ともにどちらも「事をなしとげる」という意味です。違いは、

  • 成功」は「うまくいくこと」
  • 奏功」は「手段や作戦の効果が現れること」
成功」は手段や作戦の有無にかかわらず、結果うまくいったというニュアンスです。「奏功」は、手段や作戦がうまくいって成功したというニュアンスです。

微妙なニュアンスの違いですが、「成功」と「奏功」にはこのような違いがあります。