堅実の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
堅実
【読み方】
けんじつ
【意味】
手堅く確実なこと。確かであぶなげのないこと。また、そのさま。
アバウトなんかじゃなくて、ちゃんと確かめながら進むスタイルのことやんな。急がば回れってやつや。安全第一で確実に物事を成し遂げるってわけやな、これは。
【語源・由来】
「堅」は「しっかりしている。」
「実」は「まごころ。まこと。」
【類義語】
着実、地道
【対義語】
軽挙、無謀、軽率、ギャンブル
堅実(けんじつ)の解説
「堅実」という言葉はね、物事をしっかりと確実に行うことを意味しているんだよ。つまり、リスクを避けて、安全で信頼できるやり方で物事を進めるってこと。また、そのように物事を行う様子のことも言うんだ。
たとえばね、「堅実な手段」という言葉は、何かをするときに、安全で確実な方法を選ぶってことだよ。例えば、テストでいい点を取るために毎日勉強したり、無駄遣いせず賢くお金を使ったり、そういう物事をうまく、安全に、確実に進めるための方法や手法を表しているんだ。
また、「堅実に生活する」という言葉はね、日々の生活を無理なく、しっかりと計画的に過ごすことを意味しているんだよ。例えば、買い物は本当に必要なものだけを買い、無駄な出費はしない。または、将来のためにお金を貯めたり、健康に気をつけてバランスの取れた食事をしたり、定期的に運動したり、このように、日々の生活を安全かつ着実に進める方法をとることを表しているんだ。
ちなみに、「堅実」から派生して、「けんじつさ」という名詞もあって、これは「堅実」な様子や性質を表す言葉だよ。つまり、物事をしっかりと確実に、慎重に行う性質や状態を意味しているんだ。
だから、「堅実」という言葉は、何事も慎重に、確実な方法で進めること、またそのような様子を表しているんだね。
堅実(けんじつ)の使い方
堅実(けんじつ)の例文
- 堅実な方法をとる。
- 堅実な経営を心がけている。
- 堅実な守備や走塁でチームに貢献する。
- 堅実な彼女は、むだな買い物をしない。
- 依頼された仕事を堅実にこなす。
堅実の文学作品などの用例
「堅実」と「誠実」「着実」の違いを解説
「堅実」に似ている語に「誠実(せいじつ)」「着実(ちゃくじつ)」があります。
「堅実」と「誠実」の違い
「誠実」は、
私利私欲をまじえず、真心をもって人や物事に対すること。また、そのさま。
という意味です。
「堅実」は、真面目なさまをいい、「誠実」は、真心をもって接することをいう点が違います。
一方で「誠実」という言葉は、自分の利益を考えずに、心から人や物事に対応する様子を指すんだよ。真心を持って、正直であることを大切にする態度なんだ。
それに対して「誠実」ってのは、心の底からまっすぐに人と向き合うってことか。お金とか名誉とかそんなんじゃなくて、ホンマに相手のことを思って行動するってわけやな。二つともええことやけど、なんかちょっとちがうんやな。
「堅実」と「着実」の違い
「着実」は、落ち着いて、確実に物事を行うこと。あぶなげなく手堅いこと。
という意味です。
「堅実」も「着実」も、あぶなげがないという意味があります。
しかし、「着実」は、一歩一歩確かに物事を行い、前に進むことをいいます。対して「堅実」は、やり方や考え方が確かであることをいいます。
「堅実」には、前に進むというニュアンスがない点が違います。
それに対して「着実」は、落ち着いてじっくりと物事を行うことを指すんだ。あぶなげなく、一歩一歩確実に進めることを示しているんだよ。
そして、「着実」っていうのは、あわてず、一歩一歩確実に物事を進めるってことか。じわじわと確実に目標に近づいていくような感じやな。どっちも確かであぶなげないけど、「堅実」はもっと計画的で、「着実」はじっくりと進めるってニュアンスがあるんやな。
危なげなく、しっかりとした方法で進めること、それが堅実なんだよ。