傑出の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
傑出
【読み方】
けっしゅつ
【意味】
多くのものの中でずばぬけてすぐれていること。
たとえば、クラスに一人、めっちゃ足の速い子がおるみたいな。その子が「傑出してる」ってことやな。みんなから一目置かれるって感じや。
【語源・由来】
「傑」は「ひときわ優れる。」
「出」は「抜きんでる。」
【類義語】
秀逸、出色、屈指、抜群
【対義語】
凡庸、人並み
傑出(けっしゅつ)の解説
「傑出」という言葉はね、いっぱいあるものの中で、特にすごくて、他のものよりも際立っていることを言うんだよ。
たとえばね、「傑出した作品」というときは、たくさんある作品の中で、特にすごいもの、他のものと比べても抜群に良いものを指すんだよ。たとえば、図書館に行ってたくさんの本があるのを見たとする。その中で、「傑出した作品」と呼ばれる本は、他の本とは違って、お話がとっても面白かったり、絵がとてもきれいだったりするんだ。
また、「傑出した知識」という言葉はね、たくさんの人がいる中で、特に知識が豊富な人や、特に何かの分野でとても詳しい人のことを言うんだよ。例えば、クラスにいる子たちがいろいろなことを勉強しているとき、一人の子が他の子たちよりもずっとたくさんのことを知っていたり、特定のこと、たとえば宇宙のことや歴史のことにとても詳しかったりすることが「傑出した知識」を持っているって言えるんだ。
だから、「傑出」という言葉は、たくさんあるものの中で、とってもすごくて他とは全然違うほど、際立っていることを表しているんだね。
傑出(けっしゅつ)の使い方
傑出(けっしゅつ)の例文
- モナ・リザは、絵画史上傑出した作品です。
- アインシュタインは傑出した学者だ。
- ともこちゃんの歌唱力は傑出している。
- 彼は、職人として傑出している。
- 健太くんの小説は、オリジナリティがあり傑出している。
傑出の文学作品などの用例
-
・・・―われらが流俗以上に傑出しようと力めるのは、人として当然である。・・・ 夏目漱石「博士問題とマードック先生と余」
「傑出」と「突出」の違いを解説
「傑出」に似ている語に「突出(とっしゅつ)」があります。
「突出」は、
①高く、または長く突き出していること。
②突き破って出ること。
③他より目立って多いこと。
という意味です。
「傑出」も「突出」も、多くの中で、特にきわだっているという意味で使われます。
しかし「突出」は、「地下ガスの突出」「突出部」「突出した軍事費」のように、突き破って出る、突き出す、他より目立つという意味で使われる点が「傑出」と違います。
一方で、「突出」は、物理的に何かが突き出ていることや、数量や質で他と比べて際立っていることを言うんだよ。
それに対して、「突出」は、なんかひとつだけガンッと飛び出してる感じやな。山なら山、数字なら数字、どれもこれも、目立ってることがポイントやね。ちょっと似てるけど、使い分けが大事やな!
例えば、たくさんの選手がいる中で一番うまい選手がいたら、その選手は「傑出している」と言えるんだ。