「決意」の意味と使い方や例文！「決心」「抱負」「意志」との違いは？（類義語・対義語）

決意の読み方・意味とは？（類義語・対義語）

【二字熟語】
決意

【読み方】
けつい

【意味】
自分の意志をはっきりと決めること。また、その意志。決心。

「決意」という言葉は、自分の中でしっかりと意志を固めること、またその固めた意志自体のことを指すんだ。

これは、何かをすると心に決めて、ブレない強い心を持つことを表しているんだよ。

ああ、それはつまり、「しっかりと心を決めること」やな。たとえば、テストでいい点を取るために勉強するって決めたり、スポーツで上手くなるために練習するって決めたりするみたいなことかいな。

自分で「これやるで！」って決めたら、それに向かって頑張るってことやね。決意があれば、いろんなことに挑戦できるし、強い心が持てるんやな。

【語源・由来】
「決」は「きっぱりとどちらかにきめる。きまる。」
「意」は「心の中の思い。気持ち。考え。」

【類義語】
覚悟、決心

【対義語】
翻意

決意（けつい）の解説

カンタン！解説

「決意」という言葉はね、自分が何かをするってはっきりと決めることを意味しているんだよ。自分がやるって思ったことをしっかりと心の中で決めて、ブレないようにすることなんだ。

たとえばね、「決意の程を語る」っていうのは、自分が何かを決心したこと、つまり心に決めたことを、他の人にしっかりと話すって意味なんだよ。例えば、友達が「この夏休み、毎日勉強するって決めたんだ！」と言っている時、その友達は「決意の程を語っている」ってことになるんだ。この場合、友達は自分が勉強するという強い決心を持っていて、それをはっきりと言葉で表しているんだよ。

また、「固く決意する」というのはね、自分が何かをするということを、本当にしっかりと心に決めることを意味しているんだ。たとえば、いい点を取るために、自分で「毎日この時間は勉強するんだ」と決めて、本当に毎日その時間に勉強を始めるようにするのが「固く決意する」っていうことなんだ。これは、決めたことに対して、とても真剣で、揺るぎない強い気持ちを持っていることを示しているんだよ。

だから、「決意」という言葉は、自分が何かを成し遂げたい、何かを変えたいと思った時に、その目標に向かって強く心を決めることを表しているんだね。

決意（けつい）の使い方

ともこちゃんの決意は固いの？

揺るがないわ。

ともこちゃんが考えに考えて決めたことなら応援するよ。

ありがとう。一生懸命頑張るわ。

決意（けつい）の例文

決意を固める。
断固たる決意。
辞職を決意する。
健太くんが決意を表明した。
決意を新たにする。

決意の文学作品などの用例

･･･という決意が鉄丸のように彼の胸の底に沈むのを覚えた。不思議な感激･･･有島武郎「親子」
･･･（決意を示し、衣紋私がお前と、その溝川へ流れ込んで、十年も百年も･･･泉鏡花「山吹」
･･･、それによって伸びる決意を有しています。しかるに、その子供に人生･･･小川未明「お母さんは僕達の太陽」

「決意」と「決心」「抱負」「意志」の違いを解説

「決意」に似ている語に「決心（けっしん）」「抱負（ほうふ）」「意志（いし）」があります。

「決意」と「決心」の違いは？

「決心」は、心を決めること。考えを決めることという意味です。

「決意」も「決心」も、心を決めることをいい、同義語です。

しかし「決意」の方が、「決心」よりも、心に決めた内容がより重大な意味を持つ場合に使うことが多いです。

「決意」と「決心」は似ているけれども、ちょっとした違いがあるんだ。「決意」とは、自分の心をしっかりと固めて、何かをすると強く決めることを指しているんだよ。これは、ただ決めるだけでなく、その意志を持ち続けることを意味するんだ。

一方、「決心」は、その場その場で心を決めること。小さなことでも大きなことでも、その時に考えを固めることを言うんだよ。

へー、なるほどなー。要するに、「決意」はガチガチに固まった心やな。もう後戻りせんってくらいに、「これやるで！」って決めてるんやろ。

一方で、「決心」は「これでいこう！」ってその場で決めることやな。何を食べるか決めるとか、今日の予定を決めるみたいな、日々のちっちゃな決断にも使うってことやね。どっちも大事やけど、使う場面がちょっと違うんやな。

「決意」と「抱負」の違いは？

「抱負」は、心の中にいだいている決意や志望という意味です。

「決意」は、自分の意志をはっきりと決めることをいいます。

「抱負」は、心の中に抱き持っている、このようにしたいという「決意」をいいます。

「決意」と「抱負」は、自分の中での心の動きを表す言葉だけど、ニュアンスが違うんだよ。「決意」は、具体的な行動や目標に向かって、自分の意志を固めること。しっかりとした意志を持って、何かを成し遂げようとするときに使う言葉だね。

一方、「抱負」はもう少し広く、自分の持っている願望や志望、将来に対する希望や夢を表す言葉だよ。これは、具体的な計画に基づくとは限らず、もっと広い意味での願いや希望を含んでいるんだ。

おお、わかりやすいわ～。「決意」は、「これやるで！」って自分でしっかり決めたことに対する強い意志やな。具体的な行動に移す前の、心の準備みたいなもんやな。

それに対して、「抱負」は「いつかこうなりたいなあ」って願いや夢のことやな。新年に「今年はこんなことをやりたい」とか言う時に使うやつやね。夢や希望を心に描いてる状態ってわけや。どっちも大切やけど、ちょっと違う角度から自分の心を見てるんやな。

「決意」と「意志」の違いは？

「意志」は、
①あることを行いたい、または行いたくないという考え。意向。
②目的や計画を選択し、それを実現しようとする精神の働き。知識・感情に対立するものと考えられ、合わせてという。
③哲学で、個人あるいは集団の行動を意識的に決定する能力。広義には、欲望も含まれる。倫理学的には、道徳的判断の主体あるいは原因となるものをいい、衝動と対立する。

という意味です。

「決意」は、強く心に決めること、また決めた心という意味です。

なので、こうしたいという「意志」をはっきり決めることを「決意」といいます。

「決意」と「意志」は、どちらも自分の心の状態を表す言葉だけど、その内容には違いがあるんだ。「決意」は、具体的な行動や目標に対して強い決断を下すこと。何かを実行しようと心に決めた状態を指すんだ。

一方、「意志」は、もっと広い意味で、自分の内にある意向や目標を選択し、それを実現しようとする精神の働き全般を指す言葉なんだ。つまり、意志は一般的な決断や願望を含む概念で、「決意」はその意志が明確に固まった状態を指しているんだよ。

おお、なるほどなぁ。「決意」は「このことは絶対にやる！」って自分でちゃんと決めた時のことやな。もう心に決めた、って感じやろ？

それに対して、「意志」はもうちょっと幅広いんやな。自分の中にある、何をしたいか、どうありたいか、これやりたいな、あれやめたいなって気持ち全体のことを指してるんやな。要は、「決意」はその「意志」の中から、特に強く心に決めた部分ってことなんやな。