貴重の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
貴重
【読み方】
きちょう
【意味】
①とうとびおもんじること。非常に大切にすること。
②非常に大切なさま。得がたいものであるさま。
普通のものや時間とちゃう、特別で貴重なものやで。これは、めちゃくちゃ大切にせなあかんものがあるってことを教えてくれる言葉やな。
【語源・由来】
「貴」は「価値・身分が高い。」
「重」は「大切にする。おもんじる。」
【類義語】
得難い
【対義語】
粗末、無駄、ゴミ
貴重(きちょう)の解説
「貴重」という言葉には、2つの意味があるんだよ。
まず、1つ目の意味は「とうとびおもんじること、非常に大切にすること 」だよ。これは、何かをとても大切に、心の中で重く見ることを言うんだ。例えば、「主人の尤も貴重する命が」〈漱石・吾輩は猫である〉という文章では、主人の命がとても大切で、それを重んじている、という意味になるんだ。これは、物や人、または状態をとても大切に感じている時に使われる表現なんだよ。
2つ目の意味は「非常に大切なさま、得がたいものであるさま」だよ。これは、とても大切で、手に入れるのが難しい、またはめったに経験できないようなものや時間、経験を表しているんだ。例えば、「貴重な時間を割く」という言葉では、とても大切な、そして限られた時間を使うことを表しているんだ。「貴重な体験」も同様に、一生に一度しかできないかもしれない、とても特別な体験を意味するよ。
だから、「貴重」っていう言葉は、心から大切に思うものや、めったに得られない、特別なものや経験を指して使うんだね。
貴重(きちょう)の使い方
貴重(きちょう)の例文
- 貴重な品を見せていただいてありがとうございました。
- 今日は貴重な体験をすることができました。
- 貴重な限りある資源なので、大切に使いましょう。
- 門外不出の貴重なコレクションの一部が、今回日本にやってきます。
- 貴重なご意見を有難うございます。
貴重の文学作品などの用例
「貴重」と「希少」の違いを解説
「貴重」に似ている語に「希少(きしょう)」があります。
「希少」は、「少なくて珍しいこと。きわめてまれなこと。また、そのさま。」という意味です。
「貴重」も「希少」も、得がたいことをいいます。
しかし「貴重」は、きわめて大切であることをいい、価値があるものに対して使います。
対して「希少」は、きわめてまれであることをいい、価値があるという意味はありません。
一方で「希少」は、数が少なくて珍しいものや事を指し、他にはあまり見られない、きわめてまれなものを意味するんだ。
そして、「希少」は、世の中にほんのちょっとしかない、珍しいものを言うんやね。世界に一つしかない宝石とか、見たことない珍しい動物とか、そんなんやろな。似てるみたいで、ちょっとずつ違うんやな。
それは、物や時間、経験など、様々なものに使える表現なんだ。