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「喜悦」の意味と使い方や例文!「愉悦」との違いは?(類義語・対義語)

喜悦の読み方・意味とは?(類義語・対義語)

意味

【二字熟語】
喜悦

【読み方】
きえつ

【意味】
心からよろこぶこと。大きなよろこび。

二字熟語の博士
「喜悦」という言葉は、心の底から感じる大きな喜びのことを指しているんだよ。

つまり、心からの強い幸せや満足感を表す言葉なんだ。

助手ねこ
ああ、わかったで。それはつまり、めっちゃめっちゃうれしいって感じのことやな。

心からどっさりと幸せがあふれてくるみたいな感じやな。これは、大きなほんまのよろこびのことを言うんやな。

【語源・由来】
「喜」は「よろこぶ。よろこび。」
「悦」は「よろこぶ。よろこび。」

【類義語】
歓喜、喜ぶ

【対義語】
悲哀

喜悦(きえつ)の解説

カンタン!解説
解説

「喜悦」という言葉は、心からの強い喜びや幸せな気持ちを表す言葉なんだよ。

たとえばね、ずっと待ち望んでいたプレゼントをもらったときや、長い間頑張ってきたことがやっと成功したときなど、心から嬉しい気持ちが湧き上がることを「喜悦」と言うんだ。それはただの嬉しい気持ちよりも、もっと深くて、もっと強い感じなんだよ。

「喜悦の声を上げる」というのは、とても嬉しくて、その気持ちを隠せずに声に出してしまうことを表しているよ。たとえば、サッカーの試合で、好きなチームがゴールを決めた瞬間、ファンたちは思わず喜びの声を上げてしまう。それがまさに「喜悦の声」だよ。

また、「喜悦の感情」というのは、その強い喜びや幸せな気持ちそのものを指すんだ。例えば、友達に意外なサプライズがあったときや、突然良い知らせを聞いたときなど、その瞬間に感じる心からの喜びを「喜悦の感情」と言うんだよ。

だから、「喜悦」という言葉は、日常のちょっとした嬉しさを超えた、もっと深くて特別な喜びを表しているんだね。

喜悦(きえつ)の使い方

ともこ
感染症蔓延で会えなかったおばあちゃんに会いに行ってきたの。
健太
喜んでた?
ともこ
包みきれぬ喜悦の色があったわ。
健太
自由に会える状況になってよかったよね。

喜悦(きえつ)の例文

例文
  1. 健太くんは喜悦の声をあげた。
  2. 喜悦の極みに達する。
  3. 欲しかったものを手に入れて、喜悦と満足を感じた。
  4. あまりの喜悦で言葉にならない。
  5. ともこちゃんの表情は、喜悦に満ちて幸せそうだ。

喜悦の文学作品などの用例

  1. ・・・沁み入る誠実と淋しき喜悦とがある。又或るものは洗礼を受くべき暗黒・・・ 小川未明絶望より生ずる文芸

  2. ・・・心は満足され、自虐の喜悦、そして「美貌」という素晴らしい子を孕む・・・ 織田作之助好奇心

  3. ・・・その大金は喜悦税だ、高慢税だ。大金といったって、十円の蝦蟇口から・・・ 幸田露伴骨董

「喜悦」と「愉悦」の違いを解説

喜悦」に似ている語に「愉悦(ゆえつ)」があります。

愉悦」は、心から喜び楽しむことをいいます。

喜悦」と「愉悦」は、心から喜ぶことをいい、同じ意味で同じ使い方をします。

しかし厳密に言うと、「愉悦」に楽しむという意味が含まれる点が「喜悦」と違います。

二字熟語の博士
「喜悦」と「愉悦」、この二つの言葉はどちらも心からの喜びや楽しみを表しているんだ。

「喜悦」は心から大きな喜びを感じる状態を指す。一方「愉悦」は心からの喜びや楽しみそのものを指すんだよ。

助手ねこ
あぁ、そやったら、「喜悦」はものすごくうれしくて、ワーッと感じる大きなよろこびのことを言うんやな。ワールドカップで日本が勝った時のような、みんなでジャンプして喜ぶ感じか。

それに対して、「愉悦」は、「楽しいわー、嬉しいわー」って感じで、ただ嬉しいだけじゃなくて、楽しんでる状態も入ってるんやな。例えば、好きな音楽聞いて踊ってる時とか、そんな感じか。どっちも超嬉しいけど、ちょっと楽しむ感じが違うんやな。