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「強烈」の意味と使い方や例文!「猛烈」との違いは?(類義語・対義語)

強烈の読み方・意味とは?(類義語・対義語)

意味

【二字熟語】
強烈

【読み方】
きょうれつ

【意味】
力・作用・刺激が強く激しいこと。また、そのさま。

二字熟語の博士
「強烈」という言葉は、力や作用、刺激が非常に力強く、激しい状態を表すんだよ。

大きな影響や感じる刺激がとても強いことを意味しているんだ。

助手ねこ
あー、それは「すごくパワフルで迫力がある」ってことやな。例えば、見た映画がすごく印象的やったら、「この映画、強烈やった!」って言うねんな。

要するに、めっちゃ強い感じがすることや、印象がデカいことを表す言葉なんやな。

【語源・由来】
「強」は「力や勢いがある。固く丈夫だ。つよい。」
「烈」は「はげしい。勢いが強い。きびしい。」

【類義語】
猛烈、激烈

【対義語】
微弱

強烈(きょうれつ)の解説

カンタン!解説
解説

「強烈」という言葉は、何かの力や作用、刺激がとても強くて激しいこと、またはそのような状態を表す言葉なんだよ。

例えばね、「強烈なパンチ」っていう表現は、そのパンチの力が非常に強くて、受けた人にとっては大きなダメージやインパクトがあることを示しているんだ。ボクシングの試合なんかで、一発で相手をノックアウトするようなパンチがそれに当たるよ。

また、「強烈な個性」というのは、その人の性格や特徴が非常に際立っていて、他の誰とも似ていないような、強い印象を与える性格や特徴を指すんだ。これは、アーティストや有名人など、他とは一線を画すような独自のスタイルや考えを持っている人に言えることだよ。

さらに、「強烈なにおい」というのは、そのにおいが非常に強く、ただ通りかかっただけでもすぐに感じることができるようなものを指すんだ。例えば、特定の食材を使った料理や、とても香りの強い香水などがこれに当たるね。

ちなみに、「強烈」の名詞版で「きょうれつさ」というのがあるんだ。これは、何かの強さや激しさを具体的に示すときに使われる言葉で、例えば「彼の発言の強烈さに驚いた」というように使えるよ。

だから、「強烈」という言葉は、何かがとても強く、激しく、人の心や感覚に強く影響を与えることを表しているんだね。

強烈(きょうれつ)の使い方

健太
まだ頭がふらふらするよ。
ともこ
大丈夫?
健太
強烈な一撃を受けてしまったから、しばらくだめかも。
ともこ
弱いくせにけんかを止めに行くからよ。

強烈(きょうれつ)の例文

例文
  1. 窓を開けると強烈なにおいが鼻を刺した。
  2. 健太くんと初めて会った時、強烈な印象を受けたので覚えている。
  3. 真夏の強烈な日差しを受けてばててしまった。
  4. その絵から強烈な印象を受けた。
  5. あの店のカレーは、強烈な味だったよ。

強烈の文学作品などの用例

  1. ・・・、こは詩人トック君の強烈なる煙草を愛したる結果、その心霊的空気も・・・ 芥川竜之介河童

  2. ・・・、息気のつまるような強烈な不快な匂が彼れの鼻を強く襲った。そして・・・ 有島武郎カインの末裔

  3. ・・・ネーの画に見る様な、強烈な単色ばかりが、海と空と船と人とを、めま・・・ 有島武郎かんかん虫

「強烈」と「猛烈」の違いを解説

強烈」に似ている語に「猛烈(もうれつ)」があります。

猛烈」は、勢いが強くはげしいさま。程度がはなはだしいさま。

という意味です。

強烈」も「猛烈」も、力や勢いなどが強くて激しいさまをいます。

しかし、「猛烈」は、「猛烈な寒波」「猛烈に勉強する」というように、行動や物事の勢いが強くて激しいことに重点をおく語です。

対して「強烈」は、「強烈なパンチ」「強烈なにおい」「な個性」というように、物理的な力や作用、刺激が強くて激しいことに重点をおいているという違いがあります。

二字熟語の博士
「強烈」と「猛烈」は、ともに何かが非常に強いことや激しいことを示す言葉だけど、ちょっとした違いがあるんだ。「強烈」は力や刺激が強く激しい様子を指し、何かがとても印象的であることを意味する。

一方で、「猛烈」は勢いが非常に強く、その程度がかなり激しいことを示しているんだ。

助手ねこ
ほぉ~、それやったら、「強烈」は、なんかすごく印象的やったり、力強くてガツンとくるもんを言うんやな。風味が強烈なラーメンとか、強烈な印象を受ける映画とかのことやろ。

でも、「猛烈」は、もっと勢いや強さがすごいこと。例えば、猛烈な台風や、猛烈に熱い日みたいな感じか。なるほど、どっちも強いけど、ちょっと違いがあるんやな。