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「気品」の意味と使い方や例文!「上品」「品格」との違いは?(類義語・対義語)

気品の読み方・意味とは?(類義語・対義語)

意味

【二字熟語】
気品

【読み方】
きひん

【意味】
どことなく感じられる上品で気高い趣。

二字熟語の博士
「気品」というのは、人や物から自然と感じることができる、上品で高潔な雰囲気のことを指すんだよ。

これは、外見や振る舞い、話し方などに表れて、周りの人々に好印象を与えるものなんだ。

助手ねこ
なるほどなー。要するに、なんかこう、品のいい感じやったり、高潔な感じがポンと出てる状態のことやな。

そういうの、人ってわかるんやな。見た目や態度、しゃべり方で、ほんまにええ感じが伝わってくるんやな。

【語源・由来】
「気」は「何か特有のようす。」
「品」は「物や人の質によって分けた等級。」

【類義語】
品、品位、品格

【対義語】
下品

気品(きひん)の解説

カンタン!解説
解説

「気品」という言葉はね、人や物から感じることができる、上品で優雅な雰囲気や品格のことを表しているんだよ。

これは、普段の生活の中でも、特定の人や物が他とは一線を画すような上品さや美しさを持っている時に、この「気品」という言葉を使って、その特別さを表現することができるんだ。例えば、「気品のある物腰」っていう言葉の場合、その人の立ち振る舞いや話し方、人との接し方などが、とても上品で心地よく感じるものだってこと。

また、「気品の感じられる文章」の場合、文章がとても美しく、洗練されていて、読んでいる人の心に深く響くんだ。その文章には、言葉遣いが丁寧で、心のこもった言葉や表現があるんだよ。それによって、読む人は作者の心の美しさや気高さを感じることができるんだね。

だから、「気品」という言葉は、どこかしらから感じられる、人や物の上品で気高い様子や品格を表しているんだね。

気品(きひん)の使い方

健太
彼女の振る舞いには気品が漂っているけど何者なの?
ともこ
日本有数の財閥の御令嬢よ。
健太
なるほど。育ちの良さがにじみ出ているね。
ともこ
流れている血が庶民の私たちと違って高潔なんでしょうね。

気品(きひん)の例文

例文
  1. 女王の気品のある物腰はさすがです。
  2. 気品のあるご婦人が座っている。
  3. 気品の高い作品です。
  4. 気品のある顔立ちをしている。
  5. 気品と威厳を持って年齢を重ねたい。

気品の文学作品などの用例

  1. ・・・が違うので強ち直ちに気品の問題とする事は出来ないが、当時の文人や・・・ 内田魯庵淡島椿岳

  2. ・・・は貧乏咄をしていても気品を重んじていた。下司な所為は決して做なか・・・ 内田魯庵斎藤緑雨

  3. ・・・、その禀質も、小説の気品を美術品の如く観賞し得る高さにまで引きあ・・・ 織田作之助可能性の文学

「気品」と「上品」「品格」との違いを解説

気品」に似ている語に「上品(じょうひん)」「品格(ひんかく)」があります。

「気品」と「上品」の違いは?

上品」は
①品質のよいこと。また、高級品。
②品格のあるさま。品のよいさま。また、味などの洗練されているさま。

という意味です。

気品」は、気高くて上品な雰囲気をいいます。

対して「上品」は、品がよいことをいいます。

上品」な雰囲気を「気品」といいます。

また、「上品」には、高級品や洗練された味という意味がありますが、「気品」にそのような意味はありません。

二字熟語の博士
「気品」と「上品」は、両方とも高潔さや優雅さを表す言葉だけれど、微妙に違いがあるんだ。「気品」は、その人の内面から自然ににじみ出る品格や優雅さを指し、形にはないけれど感じられるものだよ。

一方で、「上品」は、見た目や行動、または物の質などにおいて、洗練されていて品格がある様子を表しているんだ。例えば、食べ物が味わい深くて洗練されている場合や、人が行動や言葉遣いが優雅である場合に使われるよ。

助手ねこ
あぁ、なるほどなぁ。「気品」はな、人の中から自然に出てくる、なんか言葉にできへんけど、上品さや気高さみたいなんやな。見えへんけど感じることができる、心の中の美しさやんな。

一方で、「上品」はもうちょっと具体的に、人の言葉や行動、あるいはものの質が、すごいキレイで洗練されてるってことやろ。料理が絶品で味が洗練されてるとか、人がとても礼儀正しくて品のある振る舞いをするとかの場合に使うんやな。うーん、ちょいと似てるけど、一つは抽象的で、もう一つはもっと具体的な感じか。

「気品」と「品格」の違いは?

品格」は、「その人やその物に感じられる気高さや上品さ。品位。」という意味です。

品格」と「気品」はほぼ同じ意味です。

しかし、「品格」は、その人の努力や日頃の行いによって身についた気高さや上品さをいいます。

対して「気品」は、どことなく上品で気高く漂う雰囲気をいいます。

二字熟語の博士
「気品」と「品格」は、どちらもある人や物が持つ気高さや上品さを表現する言葉だよ。「気品」は、その人や物が持つ、明示的でなくとも感じられる独特の上品さや気高さを言うんだ。これは、表面上ではっきりと見えるわけではないけれど、何となく感じ取ることができるものだよ。

一方、「品格」は、人や物が自然に示す気高さや上品さ、つまり、その存在全体から感じられる品位を指しているんだ。

助手ねこ
ほぅ、そやから、「気品」ってのは、ものや人からポワッと漂ってくる、なんとも言えへん上品さや気高さみたいなんやね。見えへんけど、周りにいるとなんとなく気持ちいいとか感じるんやろな。

そして、「品格」はな、その人や物全体から出てる、堂々とした上品さや気高さやな。見てると、あの人やあの物は本当に品があるなぁって思うんやろな。似てるけど、ちょっとした違いがあるんやな。



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