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「及第」の意味と使い方や例文!「及第点」とは?(類義語・対義語)

及第の読み方・意味とは?(類義語・対義語)

意味

【二字熟語】
及第

【読み方】
きゅうだい

【意味】
①試験や審査に合格すること。
②一定の基準に達していること。

二字熟語の博士
「及第」という言葉は、試験や審査に合格すること、または一定の基準に達していることを表しているんだよ。
助手ねこ
あー、つまり、「合格した!」や「基準をクリアした!」っていう意味やな。

要するに「良い結果や成果を出してる」って意味で使われるんやな。みんなもテストで及第の成績を目指さなアカンで~。

【語源・由来】
「及」は「ある線まで追いつく。ある範囲まで届く。」
「第」は「古代中国の官吏登用試験。広く、試験のこと。」

【類義語】
合格、パス、受かる

【対義語】
落第

及第(きゅうだい)の解説

カンタン!解説
解説

「及第」っていう言葉には、2つの意味があるんだ。

1つ目の意味は「試験や審査に合格すること」だよ。これは、学校のテストや資格試験などで必要な点数以上を取得して合格する場面で使うことが多い。たとえば、「期末試験に及第する」は、期末の大切なテストで合格した、すなわち要求される基準以上の成果を上げたという意味になるよ。

2つ目の意味は「一定の基準に達していること」だよ。これは、単に試験の成績だけではなく、ある役割や職務、活動において期待される一定の水準やレベルに到達している状態を示すんだ。例えば、「セールスマンとして及第だ」というのは、セールスマンとして期待される能力や成果をしっかりと果たしている、つまり、良い仕事をしていると評価される状態を示しているんだよ。

ちなみに、「及第」と反対の意味を持つ言葉が「落第」なんだ。落第は、試験や審査に合格しなかった、基準に達していないという意味だね。

だから、「及第」という言葉は、試験や審査で合格した、あるいは一定の基準に達しているときに使う表現なんだね。

及第(きゅうだい)の使い方

健太
及第したら、父さんが好きなものを買ってくれるって。
ともこ
何を買ってもらうの?
健太
あれもいいな。いやあれかな。
ともこ
捕らぬ狸の皮算用にならないと良いね。

及第(きゅうだい)の例文

例文
  1. 試験に及第する。
  2. まずまず及第だろう。
  3. すれすれで及第できるかもしれない。
  4. 健太くんの成績は及第点を超えています。
  5. あれだけ勉強をしたのだから、及第する自信がある。

及第の文学作品などの用例

  1. ・・・入学試験に及第しなかったら、………「美津がこの頃は、大へん女ぶり・・・ 芥川竜之介お律と子等と

  2. ・・・明る年、進士の試験に及第して、渭南の尉になりました。それから、監・・・ 芥川竜之介黄粱夢

  3. ・・・、あたかも入学試験の及第者が喜び勇んで及第者の群に投ずるような気・・・ 石川啄木性急な思想

「及第点」とは?

及第」を用いた語に「及第点」があります。

及第点」は、「及第に必要な点数。合格点。また、一定の基準を満たしていること。」をいいます。

二字熟語の博士
「及第点」という言葉は、試験やテストで合格するための必要な点数を指すんだよ。

また、ある基準や要件をちょうど満たしている状態を示す時にも使われるんだ。

助手ねこ
ああ、つまり「及第点」ってのは、試験で言えば、「これ以上点数取ったらセーフ!これ以下やったらアウト!」っていう、ちょうどボーダーラインの点数のことやな。

それと同時に、何かの基準や条件をクリアしてる状態も言うんやな。んー、勉強せんといかんな~。

【例文】

  1. 及第点に達する。
  2. 今日の試合の出来は及第点だった。
  3. 及第点ではあったが、満足が行くレベルではなかった。