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「気勢」の意味と使い方や例文!「気勢をそぐ」とは?(類義語・対義語)

気勢の読み方・意味とは?(類義語・対義語)

意味

【二字熟語】
気勢

【読み方】
きせい

【意味】
意気込んだ気持ち。勢い。元気。

二字熟語の博士
「気勢」という言葉は、人が意気込んで、元気で、勢いがある様子を表すんだよ。

これは、何かをする時のエネルギー、活気を感じさせる言葉だね。

助手ねこ
あー、わかるわかる。つまり、「気勢」は、やる気満々で、元気いっぱいの状態やな。

何かにチャレンジする時の、そのパワーやエネルギーを言うんやな。勢いがあるっていうのも、この気勢から出てくるんやろな。

【語源・由来】
「気」は「心の働き。気持ち。」
「勢」は「いきおい。さかんな力。」

【類義語】
意気込み、熱意

【対義語】
消沈

気勢(きせい)の解説

カンタン!解説
解説

「気勢」という言葉は、人が何かをする時の元気ややる気、勢いを表す言葉なんだよ。

例えば、友達と遊びに行く前に、みんなで「楽しもう!」と盛り上がるときのその元気ややる気を「気勢」と言うんだ。「気勢をあげる」というのは、やる気や元気をもっと強くしたり、その気持ちをもっと盛り上げることを意味しているよ。たとえば、試合の前に、チーム全員で円陣を組んで掛け声を合わせることで、みんなの気持ちややる気を高めるとき、その行動は「気勢をあげる」って言うんだ。

また、「この時目もくらみ気勢も尽き果て」というのは、完全に元気や勢い、やる気がなくなってしまった状態を表しているんだよ。これは、とても長い距離を走った後や、とても難しい試験や試合の後など、全ての力を使い果たして疲れ果ててしまった時に、この表現を使うんだね。

だから、「気勢」という言葉は、人が何かをする時の元気や勢い、やる気のことを指しているんだよ。

気勢(きせい)の使い方

ともこ
みんな気勢が上がっているわね。
健太
今試合をすれば勝つことができると思うよ。
ともこ
前の試合が延長しているのよ。
健太
気勢がそがれなければいいんだけど。

気勢(きせい)の例文

例文
  1. ともこちゃんの話を聞き気勢がそがれた。
  2. 行進して気勢を上げる。
  3. 支持者は集会を開いて気勢を上げた。
  4. 試合直前に降り出した雨に、選手たちは気勢をそがれた。
  5. 気勢を上げるために円陣を組んだ。

気勢の文学作品などの用例

  1. ・・・ぞはさせないぞという気勢を示したが、矢部はたじろぐ風も見せずに平・・・ 有島武郎親子

  2. ・・・なものにしようとする気勢が揚りつつあるのもまた疑うべからざる事実・・・ 有島武郎片信

  3. ・・・、ばたり、ソッと退く気勢。「や。」という番頭の声に連れて、足も裾・・・ 泉鏡花伊勢之巻

「気勢をそぐ」とは?

気勢」は、「気勢をそぐ」という表現で使われることがあります。

気勢をそぐ」の「そぐ」はここでは、

外に現れようとする勢いや、興味・関心などを奪い去る。(例:気勢をがれる。興をそぐ。意欲をそぐ。)

という意味です。

気勢をそぐ」とは、何かを行おうという意気込んだ気持ちを奪い去ることをいいます。

二字熟語の博士
「気勢をそぐ」というのは、誰かが何かをしようと意気込んでいる時に、そのやる気や元気を取り去ることを言うんだ。

この言葉は、人の意欲ややる気を削ぐ行為を表しているんだよ。

助手ねこ
ええっと、「気勢をそぐ」てのは、なんかすごいことやろう!って思ってる時に、その元気を取られちゃう感じやな。

ワクワクしてる気持ちが、ポイっと飛んでっちゃうんやね。そんな感じで使う言葉やな。

気勢をそがれる」という受身形で用いる場合も多いです。