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「享楽」の意味と使い方や例文!「享楽的」とは?(類義語・対義語)

享楽の読み方・意味とは?(類義語・対義語)

意味

【二字熟語】
享楽

【読み方】
きょうらく

【意味】
思いのままに快楽を味わうこと。

二字熟語の博士
「享楽」という言葉は、自分の気の向くままに楽しみや快楽を追求し、それを味わうことを指すんだよ。
助手ねこ
あー、それってつまり、「好きなことを思いっきり楽しむ」ってことやな。自分がハッピーになることを追い求めて、それを満喫するスタイルやね。

ストレスのない生活を求めて、好きなことをやるんやな。それはええな〜、たまにはそういうのも大事やろうて。

【語源・由来】
「享」は「ありがたく受け取る。」
「楽」は「こころよい。たのしい。たのしむ。」

【類義語】
快楽、歓楽、享受。悦楽、逸楽、謳歌

【対義語】
節制、禁欲

享楽(きょうらく)の解説

カンタン!解説
解説

「享楽」という言葉は、自分の気持ちのままに楽しみや喜びを感じること、つまり、思いっきり楽しむことを表す言葉なんだよ。

たとえばね、「享楽にふける」という言葉は、特定の趣味や興味をもっとも優先して取り組む様子を表しているよ。例えば、音楽や映画、旅行や食べ物など、自分が大好きなものに時間やお金を使って、その楽しさを最大限に感じることだよ。これは、自分の欲望や興味を制約することなく、自分を楽しませることを最優先に考える様子を指しているんだね。

また、「人生を享楽する」という表現は、人生全体を通して、様々な楽しみや喜びを感じながら過ごすことを言っているよ。これは単に短期的な楽しみだけでなく、長期的な満足感や幸福を追求するという意味も含まれているんだ。たとえば、家族との楽しい時間や友人との絆、趣味や仕事など、人生の様々な面で得られる喜びや達成感を大切にし、それを通して人生を豊かにするということだよ。

だから、「享楽」という言葉は、人が快楽や喜びを追求し、それを思う存分味わいながら生きることを表しているんだね。

享楽(きょうらく)の使い方

ともこ
健太くん。遊んでばかりで勉強をしないと困ったことになるわよ。
健太
人生は一度しかないのだから、自分の好きなように生きて楽しまなくては損だよ。
ともこ
享楽主義者ねえ。
健太
大好きな言葉は「ケセラセラ」だよ。

享楽(きょうらく)の例文

例文
  1. 健太くんは享楽的な性格だけど、根は善良なんですよ。
  2. 享楽的な人間は、経済的余裕がある人間に多い。
  3. 健太くんは自堕落で享楽的だ。
  4. 大学への進学率が上がると同時に、享楽的な学生が増えた。
  5. 享楽の日々を過ごす。

享楽の文学作品などの用例

  1. ・・・る限り、微細な効果の享楽家には如何なる彼の傑作と雖も、十分の満足・・・ 芥川竜之介「菊池寛全集」の序

  2. ・・・、いかに多少の前借の享楽を与えるかを想像した。あらゆる芸術家の享楽・・・ 芥川竜之介十円札

  3. ・・・や寒気などにも肉体的享楽の存することは寒中水泳の示すところである・・・ 芥川竜之介侏儒の言葉

「享楽的」とは?

享楽」を用いた語に「享楽的」があります。

享楽的」とは「享楽を第一とするさま。」という意味です。

享楽的」は、「享楽的な日々を送る。」というように、多く、人の性格や生き方を表す際に使われる語です。

二字熟語の博士
「享楽的」という言葉は、楽しみや娯楽を最も重要とする様子を示す言葉だよ。

多くの場面で、人の生活態度や性格、特に楽しみを追い求める生き方を表現する時に使われるんだ。

助手ねこ
ほぉ、それやったら「毎日がパーティー!」みたいな、遊んでばっかりの生活や、楽しむことを最優先にする人のことを「享楽的」と言うんやな。

要するに、何よりも楽しむことが好きってことやろ。わかったわかった、楽しみたい放題の生き様ってことやね!

快楽や感情を優先した生き方や言動を表す語で、あまりいい意味では使われません。